生花に比べて長期保存できるプリザーブドフラワーですが、それでもいつかは捨てるタイミングがやってきます。
そろそろ替え時だと感じているけど、捨てるタイミングが分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではプリザーブドフラワーを捨てるタイミングで現れる変化について解説します。
プリザーブドフラワーをできるだけ長持ちさせるコツや、枯れ始めたプリザーブドフラワーを救済する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- プリザーブドフラワーを捨てるタイミングに悩んでいる方
- 枯れ始めたプリザーブドフラワーの対処法を知りたい方
- プリザーブドフラワーに関心がある方
目次
プリザーブドフラワーを捨てるタイミング
プリザーブドフラワーを捨てるタイミングには、いくつか特徴的な変化が見られることが多いです。
もし飾ってあるプリザーブドフラワーにこのような変化が見られる場合、処分を検討されることをおすすめします。特徴的な変化のうち、わかりやすいものを3つ紹介します。
1. 花の色が薄くなっている
花の色が薄くなっていると、色褪せが進んでいる証拠です。
プリザーブドフラワーは枯れる事はありませんが、長期間飾っていると少しずつ色褪せていきます。
色の濃さや設置条件によっても変わりますが、目に見えてはっきりと薄くなっている場合はプリザーブドフラワーを捨てるタイミングと言えるでしょう。
2. 触ると崩れる
プリザーブドフラワーに触った際、パラパラと崩れてしまう場合は捨てるタイミングである証拠です。
プリザーブドフラワーは花の水分を抜いて作っているため、時間経過でひび割れや乾燥が進んで行きます。多少のひび割れであればカットすることで修復できますが、軽く触れただけで崩れる場合は処分を検討しましょう。
黒柴さん
3. 花が変形している
花が変形している場合、プリザーブドフラワーの劣化が疑われます。プリザーブドフラワーを支える部分が傷んでしまい、花の形を維持できなくなっているためです。
見るからに花が変形してしまった場合は修復も難しいため、捨てるタイミングであると判断できるでしょう。
プリザーブドフラワーの置き方で捨てるタイミングが変わる
プリザーブドフラワーを捨てるタイミングは、置き方によっても変わってきます。
もしかしたら、あなたが飾っている場所がプリザーブドフラワーを捨てるタイミングを早めているかもしれません。確認するべき3つのポイントをまとめました。
1. 置いている場所
プリザーブドフラワーは高温多湿や乾燥に弱いです。そのため、窓際やエアコンの近くに置いていると、捨てるタイミングが早まります。
風通しの良い場所に置いたり、夏場はエアコンで室温を調整したりと、プリザーブドフラワーを長持ちさせるための工夫をすると良いでしょう。
リビングの壁や棚の上など、普段生活している場所に飾ると調整がしやすいですよ。
2. ケースの有無
ケースから出して飾っていると埃や湿度の影響を受けやすくなり、捨てるタイミングが早まる可能性があります。
花の質感が高まるためケースから出して飾る方もいますが、より長く楽しみたい場合はケースのまま飾ることも検討してみてください。
ケースに入っていれば落下やぶつかってしまった場合でも無事に済む場合が多く、湿度も一定に保たれやすいため長持ちします。
黒柴さん
3. 壁に飾っている
プリザーブドフラワーを壁に飾っている方も多いですが、湿気に注意しなければなりません。
廊下など空調がない場所の場合、湿気でプリザーブドフラワーの色が壁に移る可能性があります。その結果、プリザーブドフラワー自体が色あせてしまい、捨てるタイミングを早めてしまいます。
お部屋が映えるプリザーブドフラワーの飾り方!飾る場所や注意点を徹底解説プリザーブドフラワーの処分方法
プリザーブドフラワーは花やリボンなどの可燃素材と、ワイヤーなどの不燃素材を組み合わせて作られています。
そのため、プリザーブドフラワーを処分する場合には、燃えるゴミと燃えないゴミを分類する必要があります。どのように分類すれば良いのかを解説します。
1. 燃えるゴミとして出すもの
燃えるゴミとして出すのは、主に以下のものになります。
- 花(プリザーブドフラワー)
- ピック(発泡スチロールや木材)
- リボンや包装
プリザーブドフラワーは生花を加工したものであるため、燃えるゴミとして出して問題ありません。
ピックは木の実や果実として飾られているもので、発泡スチロールや木材で作られている場合が多いです。
発泡スチロールは燃えるゴミとして出すのが一般的なため、花と一緒に捨ててしまって問題ありません。リボンや包装も燃えるゴミに分類されます。
2. 燃えないゴミとして出すもの
燃えないゴミとして出すのは、以下のものになります。
- ワイヤー
- 容器
- ピック(ワイヤー部分)
プリザーブドフラワーの茎の部分には、ワイヤーが使用されています。
お住まいの地域の自治体によってルールは異なりますが、基本的には燃えないゴミとして分類されます。花と花を束ねるのに使われていたり、ピックの材料となっていたりするため、分解した上でゴミの分類をするようにしてください。
また、容器は瓶や陶器が使用されている場合は、燃えないゴミとして適切に処理しましょう。
プリザーブドフラワーを長持ちさせるには?
プリザーブドフラワーを長持ちさせるには、「直射日光の当たらない、風通しの良い場所に保存する」ことが一番です。捨てるタイミングを早める一番の要因は、設置環境の悪さにあるためです。
プリザーブドフラワーの平均的な保存期間は2~3年と言われていますが、適切な環境でこまめな手入れをすることで、4年以上綺麗な状態を保っている方もいます。
現在飾っている場所が適切な環境であるか、一度見直しを行うことをおすすめします。
プリザーブドフラワーは正しく保存すれば5年楽しめる!劣化した時の対処法も紹介プリザーブドフラワーの救済方法
プリザーブドフラワーが捨てるタイミングだと分かっていても、思い入れのある品で処分すしたくない!という方もいらっしゃるでしょう。そのような方のため、プリザーブドフラワーを救済する方法について2つ解説します。
1. 傷んだ箇所を切り落とす
傷んでいる範囲が小さければ、その部分を切り落とす事で再度綺麗な状態に保てます。ハサミを使って、花の見た目を整えてみてください。
ただし、プリザーブドフラワーのカットはとても繊細な作業のため、失敗しやすいです。「捨ててしまうくらいなら一度挑戦してみる」くらいの気持ちで行うのが良いでしょう。
黒柴さん
2. 傷んだ花だけ捨てて残った花で小さめのアレンジに変更
傷んでいる花が一部である場合は、綺麗に残っている花で小さめのアレンジを作成する方法があります。
ブーケとしてまとめ直しても良いですし、一輪挿しにして飾っても良いでしょう。思い入れのあるプリザーブドフラワーを、少しでも長く楽しめるように工夫してみてください。
ただし、プリザーブドフラワーは崩れやすいため、作業中も注意が必要です。優しく丁寧にアレンジを行いましょう。
適切なタイミングでプリザーブドフラワーを捨てましょう
生花よりも長期間の保存ができるプリザーブドフラワーですが、いつかは捨てるタイミングがやってきます。
捨てるタイミングには特徴的な変化が見られるため、気になりだしたところで処分の検討をしてください。
本記事で紹介している救済方法を試して見るのも良いですが、思い切って新しいプリザーブドフラワーを購入するのも良いでしょう。
この記事を参考に、お部屋に飾るプリザーブドフラワーの取扱いについて考えてみてください。