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プリザーブドフラワーは正しく保存すれば5年楽しめる!劣化した時の対処法も紹介

プリザーブドフラワーの保存方法

「プレゼントでプリザーブドフラワーをもらって幸せ♪…でも、どうやって保存すればいいんだろう…」

「プリザーブドフラワーをできるだけキレイな状態をキープして楽しみたい」

「プリザーブドフラワーってそもそもどのぐらい持つの?」

そんな悩みや疑問はないでしょうか。

プリザーブドフラワーは、華やかな見た目もありプレゼントに選ばれる機会も多くなっています。

もらって嬉しい反面、プリザーブドフラワーの扱いに慣れておらずどのように手入れをすれば良いかわからない方も多いはず。

今回は、そんな方のためにプリザーブドフラワーを長持ちさせるための保存方法を中心に紹介します。

この記事を読んで頂くことで、プリザーブドフラワーの弱点や注意点、保存する時に気をつけなければいけない点が理解できますよ。ぜひ最後までチェックしてみてください!

この記事がオススメな方
  1. プリザーブドフラワーをもらったはいいが、保存方法がわからない方
  2. プリザーブドフラワーはどのぐらい持つのか知りたい方
  3. プリザーブドフラワーに興味がある方

プリザーブドフラワーは正しく保存すれば5年は持つ?

枯れない「魔法の花」といわれていたこともあるプリザーブドフラワー。一般的にはワンシーズン~3年ほど楽しめますが、正しく保存すれば5年以上も楽しむことだって可能です。

せっかくもらったプレゼントです。大事にして長く楽しみましょう。

そもそもプリザーブドフラワーとはどんなお花なのでしょう。

1991年のフランスで誕生しました。プリザーブド(preserved)とは「保存された」という意味。造花ではなく生花に特殊な加工を施したお花です。生花の水分を保存液に置き換えることで、水やり不要でも生花のみずみずしさを長く保てます。

実は、製造過程でもともとの花の色は完全に抜いてしまいます。一度、花を白くして、そこに着色液を吸わせているんです。

特殊な加工をされているがゆえに、生花以上にデリケートな部分があることを覚えておきましょう。

プリザーブドフラワーはこの3つに注意

まずは、プリザーブドフラワーが劣化してしまう主な原因を紹介します。この3つが特に注意して避けたいポイントとなります。

  1. 日光
  2. 湿気
  3. 衝撃

ひとつずつ説明しましょう。

プリザーブドフラワーが劣化する原因1:日光

紫外線によりプリザーブドフラワーの色は退色していきます。せっかくのキレイなお花が、すぐに色あせてしまっては悲しいですよね。

完全に日光を避けて飾るのは難しいです。せめて直射日光だけは避けるようにしましょう。

プリザーブドフラワーが劣化する原因2:湿気

3つの中でも特に注意してほしいのが湿気です。

先ほど、プリザーブドフラワーを楽しめるのは、ワンシーズン~3年ほどとお伝えしました。しかし、実はヨーロッパでは10年もつともいわれているのです。というのも劣化の一番の原因が「湿気」にあるからです。

湿気により、花びらが透明になったり、着色液が漏れてくる「液だれ」がおこったり…。液だれによりカーテンや壁紙に色が移るとなかなか取れません。

とにかく「湿気」は厳禁です。

とはいえ、乾燥しすぎも良くないです。お花がカサカサになり壊れやすくなります。

湿度30~50%、温度18~25℃がプリザーブドフラワーにとって最適な環境です。急激な湿度・温度の変化にも弱いので十分に気を配ってあげてくださいね。特に10℃以上の急激な温度変化には要注意です。

プリザーブドフラワーが劣化する原因3:衝撃

特殊な加工をされたプリザーブドフラワーは、生花よりも壊れやすいです。うっかり落として壊れてしまった…なんてことよくあります。

花びらが取れたり、破れたりしてグチャグチャになってしまいます。

プリザーブドフラワーを手に持つさいは十分に気を付けましょう。また、落ちたりしない安定した場所・方法で飾ってください。

もちろん、お花に触るときは優しくがポイントです。乱暴にすると傷が付いてしまうことがあります。

目指せ5年もち! プリザーブドフラワーの弱点をカバーする5つの保存方法

次からは具体的な保存方法を紹介していきます。

  1. 飾る場所に気を配る
  2. 乾燥剤を使う
  3. カバーをかける
  4. ほこりを筆かドライヤーで優しくとる
  5. 箱にしまう

1. 飾る場所に気を配る

プリザーブドフラワーをどこに置くかで、長持ちするかどうかが決まります。直射日光を避けながらも、風通しが良く、湿気が少ない場所を選んでください。

直射日光を避けたいので、窓際には飾らないでおきましょう。

また、お風呂場に近い場所は湿度が高くなりがちなので避けたいですね。台所やトイレも水が近くにあるのであまりオススメはできません。玄関口も扉を開閉したさいの急な温度変化が気になるところです。

オススメなのはリビングなどの人がいつもいる部屋です。

プリザーブドフラワーに適した環境は、人間にとっても居心地の良い環境です。リビングでしたら空調などで調節され室温は18~25℃に近い状態に保たれていることが多いでしょう。急激な温度変化も少ないはずです。

窓際に飾らなければ直射日光も避けられます。湿度計を設置し、湿度が高い時は除湿するようにすれば完璧です。

プリザーブドフラワーの飾り方お部屋が映えるプリザーブドフラワーの飾り方!飾る場所や注意点を徹底解説

2. 乾燥剤を使う

とにかくプリザーブドフラワーに湿気は厳禁です。梅雨時などのどうしても湿度が高くなる季節は、小さな乾燥剤を使いましょう。

お菓子などに付いているシリカゲルといった乾燥剤を、再利用して使える場合があります。100円均一でも乾燥剤は売っているので手軽に手に入りますよ。

表からは見えない場所にこっそり忍ばせておくだけでOKです。月に1度ぐらいのペースで乾燥剤の状態を見て、必要に応じて交換をしてくださいね。

3. カバーをかける

上から透明なカバーをかけてしまえばお手入れ楽ちん。劣化も防ぎやすいです。ボックスにお花を敷き詰めた、ボックスアレンジなどでしたらカバーしやすいですよね。

カバーをした状態で乾燥剤を入れれば、より効果が高まります。湿度と温度、共に一定に保ちやすくなります。

また、うっかりによる水濡れや汚れの付着も防げます。ほこりも付かないのでキレイな状態を維持しやすいです。

黒柴さん

そもそも汚れないようにするんだね!

4. ほこりを筆かドライヤーで優しくとる

とはいえ、カバーしにくいアレンジメントもあります。せっかくお花を飾っているんだから、カバーなんてしたくないという方もいらっしゃるでしょう。

カバーなしで飾っていて困るのが「ほこり」の付着です。気付いた時にはほこりまみれ…。可愛い雑貨あるあるではないでしょうか。

そんな時は筆を使って優しくとるようにしましょう。お化粧用の毛先の柔らかい筆が適しています。

ドライヤーで優しい冷風をサッと当てても良いです。「優しく」「ムリに取らない」というのがポイントです。乱暴にしてお花を傷めては元も子もありません。

5. 箱にしまう

結婚などの特別な記念でもらった一生に一度のプレゼント。だから、絶対に長持ちさせたい。そのような場合は箱にしまって保存するのがいいでしょう。

飾っていればどうしたって劣化はしていきます。鑑賞するときだけ、箱から出すようにしてください。あるていどの期間、大事にして楽しんでから、飾るというのもありです。

劣化してしまったプリザーブドフラワーの6つの対処法

大事なプリザーブドフラワーが劣化しちゃうとショックですよね。飾っていれば劣化は必ずしていきます。

でも、まだ捨てないでください。正しく対処すればまだまだお花を楽しめる可能性があるんです。

  1. 花びらが透明になったら乾燥させる
  2. 花びらの破れ・取れにはボンドで対応する
  3. ハサミでカットする
  4. 別のモノにアレンジする
  5. 修理対応してくれる花屋さんに持って行く
  6. カビてしまったら捨てる

次からは劣化した時の対処法を紹介していきます。

1. 花びらが透明になったら乾燥させる

なんか花びらが透明になっちゃたんだけど…!?

黒柴さん

なんか花びらが透明になっちゃたんだけど…!?

ビックリしますが、焦らないでください。湿度が高いと花びらが透けることがあります。

ですが、湿度が下がれば元に戻ることがほとんどです。部屋を除湿するか、近くに乾燥剤を置いて様子を見てください。箱などの密閉した空間に乾燥剤と一緒に入れておくとより効果的です。状態にもよりますが数日で元に戻ることもあります。

しばらく様子をみて戻らなければ、ドライヤーの温風を当てるという方法もあります。低い温度の優しい風を当ててくださいね。10秒程度で大丈夫です。

2. 花びらの破れ・取れにはボンドで対応する

黒柴さん

気付いたら花びらが破れてた。落として花びらが取れちゃった…。

そんな時はボンドでくっ付けてしまって大丈夫です。乾いたら透明になる木工用ボンドを使いましょう。竹串などの先端にボンドを付ければ、細かい部分にも塗りやすいですよ。ボンドは花びらの「裏」に塗るようにしてくださいね。

3. ハサミでカットする

プリザーブドフラワーはハサミでカットしてしまっても大丈夫です。ちょっとした破れや欠けなら、ハサミでカットして整えましょう。

不自然にならないように、もともとの花の形や丸みに沿うようにカットしてくださいね。

4. 別のモノにアレンジする

劣化が激しくてとても飾れない。そんな状態になってしまっても、まだ捨てないでください。キレイなお花や花びらだけをピックアップして、違うモノにアレンジするのも楽しいですよ。

お花の髪飾りや、花びらのピアスなど。ハンドメイド作品に生まれ変わらせるんです。10分ほどで作れる簡単なものもたくさんあるので、ぜひ調べてみて下さい。

5. 修理対応してくれる花屋さんに持って行く

自分で手を加えるのに抵抗がある。ちょっと怖いなぁ…。

黒柴さん

自分で手を加えるのに抵抗がある。ちょっと怖いなぁ…。他に方法はある?

不安な方はプロに任せてみてはいかがでしょうか。修理対応してくれる花屋さんもありますよ。

まずはプリザーブドフラワーを取り扱っている近所の花屋さんに相談してみてはいかがでしょうか。ネットでも修理を請け負ってくれるお店はちょこちょこありますよ。

6. カビてしまったら捨てる

湿気の多い場所に置いておくとカビが生えてくることがあります。この場合は潔く捨ててください。

黒柴さん

カビが生えていない場所はまだ大丈夫じゃないの?

そう思いたい気持ちはわかりますが、大丈夫じゃないんです。目に見えているということは、大量のカビが発生しているということ。見えないレベルでは既にびっしりカビが生えています。他のものに移る前に、捨ててください。

プリザーブドフラワーの捨てるタイミングプリザーブドフラワーを捨てるタイミングはいつ?処分方法も紹介

プリザーブドフラワーは湿気対策&劣化対処で長く楽しむ

プリザーブドフラワーの保存方法と、劣化した時の対処方法をお伝えしました。

プリザーブドフラワーは「日光」「湿度」「衝撃」に弱いです。この3つを避けるようにしてくださいね。特に、日本においては湿度に気を配って保存することがもっとも重要となってきます。お伝えしたことを実践すれば5年以上、長持ちする可能性がグッとあがりますよ。

また、劣化したからといってすぐに捨てるのはもったいないです。正しく対処すればまだまだ楽しめる可能性はあります。ただし、カビが生えてきたら捨てましょうね。

正しい知識を持つことで、お花を今以上に楽しみましょう。

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