お手入れいらずで美しい姿が長く続くプリザーブドフラワー。世代を問わず人気があるお花です。
お花(生花)は風水的にさまざまな効果があると言われています。一方、プリザーブドフラワーの風水的な効果については、知らない人も多いのではないでしょうか。
今回はプリザーブドフラワーと風水の関係について解説します。
プリザーブドフラワーを置くオススメの部屋や、プリザーブドフラワーを扱う上での注意点も合わせて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
プリザーブドフラワーは風水的な運気が上がる?下がる?
風水でプリザーブドフラワーは、一般的に「死んだ花」として取り扱われています。お花としての生命活動をしていないことが理由です。
よってプリザーブドフラワーを飾ることで、運気を下げるという意見が多くあります。
一方で「もともとは生きていた花なので、造花よりは運気アップにつながる」「ドライフラワーよりは効果がある」と言う人もいます。ただし人によって見解が異なるのも事実です。
プリザーブドフラワーの風水的な効果について、科学的な根拠はありません。最終的には個人の考え方次第なのです。
好きなプリザーブドフラワーを飾ることにより、気持ちが明るくなり、前向きになれる人もいるかもしれません。結果として運気アップにつながることもあるでしょう。
一般的にはプリザーブドフラワーは運気を下げると言われることが多いお花ですが、考え方は人それぞれです。正しい答えはないので、自分はどう思うかが大切なのではないでしょうか。
プリザーブドフラワーとは?ドライフラワーや造花との違い
プリザーブドフラワーとは生花の色を抜き、再度染料の入った薬につけて作られるお花のことです。色が鮮やかで生花に近い風合いを残せます。
枯れることがなく、お手入れが簡単なので、人気があるお花です。保存方法に気をつければ7〜8年(人によってはそれ以上)もちます。
ドライフラワーはその名の通り、お花を完全に乾燥させたもの。プリザーブドフラワーと違い保存料が使われていないため、3ヶ月〜半年ほどしかもちません。
造花は布や紙、ビニール等で本物そっくりに作られたお花のことです。人工的に作られたもので、お手入れの必要はありません。保存場所や保存方法にもよりますが、10年以上その姿を楽しめます。
プリザーブドフラワーは正しく保存すれば5年楽しめる!劣化した時の対処法も紹介カラー別!プリザーブドフラワーを飾る効果
プリザーブドフラワーを飾る効果を、色別で紹介します。
色による心理効果はさまざまな論文で発表されています。お花の色を活用してみましょう!
1. 赤色
赤は情熱の色。活気や、やる気を出すのに効果的な色です。
交感神経を刺激する色でもあるので、積極的になりたいときや、頑張らなければいけないときなどに背中を押してくれますよ。
ただし緊張感を与えるため、リラックスしたいときやのんびりしたいときには不向きです。
朝どうしてもやる気が出ないという人は、赤いプリザーブドフラワーを玄関などの目につきやすい場所へ置いてみてはいかがでしょうか。
2. 黄色
黄は明るく楽しい気持ちにさせてくれる色です。
他にも集中力をアップさせ、記憶力を高めるなど、勉強や仕事を効率的に進められる効果もあります。
「黄色い声」とは女性や子どもの甲高い声のことを指しますが、歓声や遊んでいるときの声など、楽しそうな場面で使われることが多い言葉です。
元気な気持ちにさせてくれる、エールのような黄色。気持ちが落ち込んだときこそ、積極的に取り入れてみましょう!
黒柴さん
3. 緑色
緑色は落ち着き、癒しなどの安心感を与えてくれる色です。グリーンがあるとホッとする……という経験のある人も多いのではないでしょうか。
緑は暖色でも寒色でもない中間色です。目に刺激が少ない色なので、リラックスしたいときに取り入れてみるとよいでしょう。
緑は他の色のお花とも相性がよいので、色を組み合わせてみてもよいですね。職場で緊張している時間が多い人は、机の上に緑色のプリザーブドフラワーを飾ってみましょう。
4. ピンク色
ピンクは優しさや女性らしさを象徴する色です。安らいだり、愛情豊かな気持ちになれたりする効果があります。またピンクは若々しさをアップする色でもあり、特に女性は積極的に取り入れたい色です。
ピンク色は攻撃性を抑える効果もあります。ピンク色の部屋にいると、気持ちが落ち着いてくるという実験結果もあるとのこと。
疲れがたまってイライラしてきたときは、ピンクのプリザーブドフラワーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
オススメ!プリザーブドフラワーを飾る場所
プリザーブドフラワーを飾りたい!でもどこに飾ったらよいかわからない、という人も多いのではないでしょうか。ここではプリザーブドフラワーを飾る、オススメの場所を3つ紹介します。
- 玄関
- 仕事部屋
- 寝室
ぜひ参考にしてみてください。
1. 玄関
玄関はお客様や家族、家に訪れた人が必ず通る場所です。家の顔とも言える玄関は、常にキレイな状態にしておきたいですね。
玄関が整っていると、来客者の印象もよくなりますし、家族が帰ってきたときにもホッとできるもの。生花は毎日水を替えなければいけませんが、プリザーブドフラワーならお手入れなしでもOKです。
たとえば玄関の靴箱の上にプリザーブドフラワーを置くだけでも、玄関の雰囲気が一気に華やぎます。
花台に置いたり、玄関のドアにリースを飾ったり……と飾り方は自由自在。玄関の雰囲気の合わせたお花の種類を選ぶとよいでしょう。
キレイなプリザーブドフラワーを飾って、お客様をお迎えしてみませんか?
オススメカラー
やる気を引き出す赤や、落ち着きを与える青
2. 仕事部屋
仕事部屋は落ち着いた色味の家具やアイテムで、そろえている人も多いのではないでしょうか。
たとえ無機質な部屋でも、キレイなお花を飾ることで、仕事部屋に彩を与えてくれますよ。仕事で疲れたところに、プリザーブドフラワーがあると目の癒しになります。
黒柴さん
仕事部屋に水を必要とする生花を飾るのは抵抗があると言う人も、プリザーブドフラワーなら大丈夫。生花のような美しさを保ちながら、お手入れの必要がほとんどないプリザーブドフラワーを仕事部屋に飾ってみましょう。
オススメカラー
仕事の疲れを癒す緑色や、快活なイメージのオレンジ
3. 寝室
寝室は外の汚れを持ち込みたくない部屋ですよね。水も土もいらないプリザーブドフラワーは寝室にピッタリです。
額入りのプリザーブドフラワーなら置き場所がいりません。殺風景になりがちな寝室ですが、プリザーブドフラワーがあると部屋が華やぎます。眠る前にお花を見て、癒されることもあるでしょう。
オススメカラー
しっとりと落ち着いた色の紫や白、優しい色合いのピンク
プリザーブドフラワーがNGな場所
プリザーブドフラワーを置くのにNGな場所は以下の2つです。
- 西日の当たる場所
- 湿気の多い場所
プリザーブドフラワーが嫌う場所を知り、置き場所を決めるとよいでしょう。
1. 西日の当たる場所
プリザーブドフラワーを、西日の当たる場所には置かないようにしましょう。
プリザーブドフラワーは強い日差しが苦手です。日光に含まれる紫外線を当てることで、お花が劣化するからです。
紫外線を浴びると、花びらの色があせてしまいます。プリザーブドフラワーの美しい色合いは長く保たせたいですよね。
黒柴さん
リビングは西日が当たる場所にある家も多いのですが、プリザーブドフラワーにとっては、あまりよい環境ではありません。
西日が当たる部屋にプリザーブドフラワーを飾りたい場合は、窓から離れたところなど、できるだけ日差しが当たらない場所に置くことをオススメします。
2. 湿気の多い場所
プリザーブドフラワーは湿気の多い場所に置かないようにしましょう。
湿気が多いとカビが生えたり、花の色が薄くなったりするからです。
湿気の多い場所とはトイレや洗面所、脱衣所などです。プリザーブドフラワーは脱色後に保存液を混ぜた染色液を入れて保存させているため、非常にデリケートな作りになっています。
特にお花がむき出しになっているデザインのものは、外の環境の影響を受けやすいので、置く場所にも気をつけたいですね。
プリザーブドフラワーにとって、湿度は30〜50%程度が最適だと言われています。夏場の湿度が高い時期には、エアコンや除湿機のある部屋に移すのがオススメです。
小さな箱に入ったタイプのプリザーブドフラワーなら、除湿剤や乾燥剤を入れておくとよいでしょう。
プリザーブドフラワーの注意点
プリザーブドフラワーを取り扱う上での注意点を紹介します。
- 直射日光に当てない
- 湿度の高いところに置かない
プリザーブドフラワーは強い日差しと湿度が苦手です。詳しく内容を見てみましょう!
1. 直射日光に当てない
プリザーブドフラワーを、直射日光が当たるところに置くのは避けましょう。
プリザーブドフラワーに直射日光を長時間当てると、花が変色してしまうからです。また、花びらが劣化して割れてしまう可能性もあります。
直射日光だけでなく、蛍光灯などの強い光も避けたいもの。
プリザーブドフラワーは、直射日光を当てないようにしましょう。
2. 湿度の高いところに置かない
プリザーブドフラワーは、湿度の高いところへ置かないようにしましょう。
冬場はウイルス対策や風邪予防のために、加湿器を置く人も多いかもしれません。しかしプリザーブドフラワーを加湿器の蒸気の近くには置かないようにしてください。
湿度の高いところにプリザーブドフラワーを置くと、カビの生えるおそれがあります。
もしカビが生えてしまったら、その部分を切り落としてください。切り落とした部分はすぐに廃棄します。残ったプリザーブドフラワーは風通しのよい場所において、しっかりと乾燥させてください。
一度ついたカビは残念ながら取り除くことはできません。カビがついていない部分までカビを移さないためには捨てるしかないのです。
カビを防ぐためには、湿気の少ない場所に置きましょう。
結論:プリザーブドフラワーは風水を気にしなくてもOK!
プリザーブドフラワーの風水的な効果について紹介しました。
プリザーブドフラワーは風水的に「死んだ花」という扱いのため、運気アップは見込めないとのことでした。
しかしプリザーブドフラワーを飾ることにより気持ちが明るくなるなど、自分にとってプラスに働くのであれば、風水の効果はあまり気にしなくてもいいのではないでしょうか。
プリザーブドフラワーを飾ることで得られる大きな効果は、気持ちが明るくなれることです。お気に入りのプリザーブドフラワーがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。