皆さんは、プリザーブドフラワーという花を知っていますか?
プリザーブドフラワーは、本物の花と比べて長く綺麗な状態を保てるため、贈り物として人気が高いアイテムです。
中には、「プリザーブドフラワーに興味があってプレゼントしようと思うけど、どんな花言葉があるのか知りたい」と悩む人もいるでしょう。
そこで今回は、プリザーブドフラワーの特徴や人気のある花言葉などをご紹介します。
プリザーブドフラワーの特徴や人気のある花言葉だけでなく、造花やドライフラワーとの違いや贈ると喜ばれるシーン、注意点もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
プリザーブドフラワーって何?
プリザーブドフラワーは、生花を脱水・脱色して、染色液・保存液を使って着色し乾燥させた、長期保存加工が施された花のことです。
英語を日本語に言い換えると、『保存された花』になります。
一般的な生花は、約2週間しか綺麗な状態を維持できませんが、プリザーブドフラワーであれば、約2~3年間鮮やかで綺麗な状態を維持できます。
見た目がとても自然で、長い間枯れずに部屋に飾って楽しめるプリザーブドフラワーは、贈り物にも適していてオススメです。
造花やドライフラワーとの違い
では、プリザーブドフラワーは造花やドライフラワーと比べて、どのような違いがあるのでしょうか?
1. 製造方法
プリザーブドフラワー | 生花を脱水・脱色させ、染色液・保存液で着色し乾燥させる |
造花 | 布地から作られる |
ドライフラワー | 生花を吊るして乾燥させる |
造花は文字を見ても分かりますが、本物に似せて作られた花のことで、様々な布地から作られます。
一方、プリザーブドフラワーは本物の花を使って作られるため、造花とは材料から異なるのです。
ドライフラワーも本物の花を使いますが、吊るして乾燥させるだけで、プリザーブドフラワーと比べると製造過程が少ないという特徴があります。
2. 見た目や質感
プリザーブドフラワー | 色が鮮やかで、生花のように優美でみずみずしい |
造花 | 布感があり、ザラザラとしている |
ドライフラワー | くすんだ色で、カサカサと乾燥している |
布から作られる造花は、見た目からも布だとわかってしまうことが多く、布特有のザラザラ感があります。
乾燥させているドライフラワーは、鮮やかさも落ちてしまっているため、くすんで乾燥した印象を受けやすいでしょう。
しかし、プリザーブドフラワーは生花のような色鮮やかさが表現でき、優美でみずみずしいという印象を感じられます。
見た目がとても華やかでしなやかさがあり、心もグッと明るい気持ちになれますよ。
3. 維持期間
プリザーブドフラワー | 約2~5年 |
造花 | 数日~数週間 |
ドライフラワー | 約3~6ヵ月 |
造花は、長くても数週間しか綺麗な状態を保つことができません。
ドライフラワーは造花と比べると長く維持できますが、綺麗な状態を保つには約3~6ヵ月が限界でしょう。
プリザーブドフラワーは、約2~3年という長期間、綺麗な状態を保てます。
そのままでも充分飾って楽しめますが、さらに保存環境に注意することで約5年間綺麗な状態を維持できます。
お手入れが面倒な人にもピッタリな花です。
プリザーブドフラワーが贈り物に適している3つの理由
プリザーブドフラワーが贈り物に適している理由を3つご紹介します。
1. 水やりや水換えなどの手入れがいらない
生花ですと、こまめな手入れは欠かせませんが、プリザーブドフラワーであれば生けたり水替えをしたりする必要がありません。
長期保存加工が施されていますので、手入れはホコリが気になったら取り除く程度で済みます。
仕事で忙しい人や高齢者の人でも、気軽に楽しめるアイテムです。
2. 花粉アレルギー持ちでも飾れる
プリザーブドフラワーは、花粉アレルギーを持っている人でも飾って楽しめます。
加工が施された花であるため、花粉が飛ばないのです。
花粉が散って周りを汚す恐れもありませんので、安心して飾れますよ。
黒柴さん
3. 鮮やかな色を長く保てる
長期間、色鮮やかで綺麗に咲いた状態を維持できることは、プリザーブドフラワーの一番の魅力と言っても過言ではありません。
先でも書きましたが、プリザーブドフラワーは生花を脱水・脱色して、染色液・保存液を使って着色し乾燥させることで、長期保存加工がされています。
しっかりと保存加工が施されているため、鮮やかな色を長く保てるのです。
また、自分の好みに合った色を選んで染色することもでき、普通の花ではあまり見たことがない色の花を再現することもできるということも、プリザーブドフラワーの魅力ではないでしょうか。
人気があるプリザーブドフラワーの花言葉3選
特に人気が高いプリザーブドフラワーの花言葉を3つご紹介します。
1. バラ|愛情・恋の誓い・友情・尊敬
1本でも華やかで様々な色があるバラは、プリザーブドフラワーで人気があります。バラの色や形、本数によって、花言葉もそれぞれ異なります。
【色別の花言葉】
赤 | 愛情 |
ピンク | 恋の誓い |
白色 | 尊敬 |
【本数別の花言葉】
3本 | 愛している |
5本 | あなたに出会えて嬉しい |
9本 | いつまでもあなたを想う |
色や本数で花言葉の意味が全く異なり、調べてみるだけで楽しめるかもしれません。ちなみに、バラは世界で最初にプリザーブドフラワーとして使われた花でもありますよ。
2. カーネーション|母への愛・感謝
ひらひらとしたフリルが特徴的である、ふっくらとした見た目が可愛らしいカーネーションも、プリザーブドフラワーとして人気があります。
赤色には「母への愛」、ピンク色には「感謝」という言葉が込められています。
母の日や両親への感謝の気持ちを伝えたいときにピッタリな花です。
3. あじさい|元気な女性・寛容
中には「意外だ」と感じる人もいるかもしれませんが、あじさいも贈り物としてオススメの花です。
梅雨の花として有名なあじさいは、土の酸性度で咲く花の色が変わるという性質を持ち、「移り気」「浮気」などネガティブな花言葉がつけられ、多くの人に知られています。
黒柴さん
そんなネガティブな花言葉である印象が強いあじさいですが、実はポジティブな良い花言葉も秘められています。
ピンク色には「元気な女性」、白色には「寛容」という素敵な花言葉が隠されているのです。
黒柴さん
プリザーブドフラワーを贈ると喜ばれるシーン3選
では、どのようなときにプリザーブドフラワーを贈ると喜ばれるのでしょうか?
1. 結婚祝い
長期間綺麗な状態を維持できるプリザーブドフラワーは、結婚祝いで贈ると喜ばれます。
花の見た目も大切ですが、相手に合った花言葉を持つ花を贈ることがポイント。
結婚式に贈るときには、ブルースター「信じ合う心」や白いバラ「純潔」がオススメです。
2. 誕生日のお祝い
パッと気持ちが明るくなるような華やかさがあるプリザーブドフラワーは、誕生日のお祝いにもピッタリ。
ボリューム感を出したブーケや、可愛らしいアレンジメントにして贈るといいでしょう。
誕生日のお祝いですので、イエロー系やピンク系など温かみのある明るい色を選ぶと、気持ちも明るくなって喜ばれますよ。
3. 結婚記念日
プリザーブドフラワーは、結婚記念日にもオススメのアイテムです。
まっすぐとした愛の気持ちを伝えたいときは、赤いバラを贈るといいでしょう。
他にも、「幸福な愛」という花言葉を持ったブルースターや、「変わらない愛」という花言葉であるマリーゴールドもオススメです。
愛を伝える花は多いため、選びやすいかもしれません。
プリザーブドフラワーを扱うときの注意点
プリザーブドフラワーを扱うときの注意点を3つご紹介します。
1. 高温多湿な場所は避ける
プリザーブドフラワーは高温や湿気にとても弱いため、クリアケースに入れたり涼しくて風通しの良い場所を選んだりすることが大切です。
湿気が高いと、花びらが透けて変色を起こし、着色液が染み出してしまう恐れがあります。
特に、高温や湿気が高くなる梅雨や夏の時期に注意しましょう。
温度は18~25度、湿度は30~50%に合わせると、綺麗な状態を保てます。
また、プリザーブドフラワーの着色料が色移りしてしまう可能性も高まりますので、ご注意ください。
付着してしまった場合、すぐにティッシュで拭き取り、必要であればクリーニングに出すようにしましょう。
お部屋が映えるプリザーブドフラワーの飾り方!飾る場所や注意点を徹底解説2. 陰になって風通しの良い場所を選ぶ
プリザーブドフラワーを飾るときは、陰になって風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
プリザーブドフラワーを日光や照明などの強い光に当ててしまうと、色あせてひび割れてしまう恐れがあります。
色鮮やかで綺麗な状態を長く保つには、強い光に当たらない風通しの良い場所がオススメです。
3. ホコリをこまめに取り除く
プリザーブドフラワーを飾り続けると、徐々にホコリが溜まっていきますので、こまめに取り除くようにしましょう。
ホコリを取り除くときは風で飛ばすようにすると、プリザーブドフラワーを傷付けないため、オススメです。
ヘアドライヤーの弱冷風やパソコンの掃除に利用するブロアーなどを遠くから使って、ホコリを飛ばしましょう。
柔らかな毛先が特徴的であるメイク用ブラシで、丁寧にホコリを取り除く方法でもOK。
プリザーブドフラワーに被ったホコリを優しく丁寧に取り除くことがポイントです。
黒柴さん
プリザーブドフラワーの花言葉を理解して、相手にピッタリなお花を贈ろう!
プリザーブドフラワーの特徴や人気のある花言葉などをご紹介しました。
- プリザーブドフラワーは長期保存加工が施された花のこと
- プリザーブドフラワーには、手入れの手間がいらず、鮮やかな色を長く保てるという特徴がある
- バラやカーネーション、あじさいには、愛や感謝、寛容などの花言葉が秘められていて、プリザーブドフラワーとして人気が高い
- プリザーブドフラワーを飾るときは、高温多湿な場所は避け、陰になって風通しの良い場所を選ぶと良い
こまめな手入れがいらず、鮮やかな色を長期間維持できるプリザーブドフラワーは、誕生日のお祝いや結婚祝いなど様々なシーンでの贈り物に適しています。
プリザーブドフラワーに適した花は、バラやカーネーション、あじさいなど様々な種類があります。
それぞれのプリザーブドフラワーの花言葉を理解して、相手に似合う花を贈るようにしましょう。
相手に合った花言葉のプリザーブドフラワーを贈ることで、相手に喜ばれて、今以上に仲が深まるかもしれません!