「冬に楽しめる切り花にはどんな種類があるの?」
「お花屋さんで購入できる冬の切り花を知りたい」
このようなお悩みを抱えていないでしょうか?
お花は季節によって咲く種類が異なるので、お花屋さんに出回る種類も変わります。冬は外でお花が咲いているイメージが少なく、冬に楽しめる切り花はあるのか疑問に思うこともありますよね。
結論から言うと、冬に楽しめる切り花はいくつか種類があり、お花屋さんでも購入できる切り花はあります。
この記事では下記についてまとめています。
- 冬に楽しめる切り花
- お花屋さんで購入できる冬の切り花
- 冬の切り花を長く楽しむコツ
読んでいただくことで冬に楽しめる切り花だけでなく、切り花を長持ちさせる方法も知ることができるので、冬の切り花をより楽しめるようになりますよ。
また、冬にお花屋さんで購入できる切り花の種類だけでなく、家にいながら冬の切り花を手軽に楽しめるサービスも紹介します。ぜひ、最後までチェックしてみてください!
目次
冬も切り花を楽しめる
冬に切り花として楽しめるお花はあります。お花が多く咲かないイメージの冬に切り花が楽しめるのは嬉しいですよね。
切り花として楽しめるお花は冬にしか咲かないお花と、咲く時期が冬と冬以外もあるお花の2タイプあります。
冬にしか咲かない切り花を飾るのは季節感があって良いですし、他の季節にも咲くお花は好みの形や彩りを選ぶことができ、選択肢が増えるので嬉しいです。
また、冬に飾る切り花は、気温の高い夏場よりも花持ちが長いです。花瓶の水も汚れづらいのでニオイが気にならず、水の交換は2日に1回で良いので手間がかかりません。
お花屋さんで買える冬の切り花7選
お花屋さんで買える冬の切り花を7つ紹介します。
- キク
- シンビジウム
- カトレア
- ハボタン
- スイートピー
- スイセン
- 梅
各花毎に、ポイントなどを紹介します。
順番に見ていきましょう。
キク
キクは品種によって花の咲く時期が異なり、夏ギク、秋ギク、冬ギクがあります。
冬に買えるキクは冬ギクになります。キクは人が亡くなった時にお供えとして飾ることが多く、部屋に飾るのは抵抗があるかもしれません。
しかし、実はキクは縁起の良い花なのです。お供えとして飾るようになった理由は、昔から日本人になじみ深いお花であったことと、花持ちが良く栽培しやすいからお供えとして飾られるようになったと言われています。
キクには「無病息災」「邪気払い」「延命長寿」といった意味があります。多くの品種があり、様々な大きさや形のキクを楽しめますよ。
シンビジウム
シンビジウムは12月頃から4月頃にかけて咲きます。ラン科の植物でひとつの茎にたくさんの花をつけ、花びらは厚く高級感があります。白、黄色、赤、ピンクと柔らかい色が特徴です。
花言葉は「飾らない心」「素朴」とお花の色に合った言葉です。花持ちが良く1ヶ月ほどお花を楽しめますが、花の中央に触れると花持ちが悪くなることもあります。
シンビジウムの花の中央には、花粉塊と言われる大きく反りだした2つの袋があります。
花粉塊を守るため、花粉塊の上側に帽子のようなものがついているのですが、この帽子のようなものを取ってしまうと花持ちが一気に悪くなります。花の中央には触れないよう気をつけましょう。
カトレア
カトレアは品種により咲く時期が異なり、春咲き、初夏咲き、秋咲き、冬咲きがあります。冬のカトレアの切り花は12月〜2月に咲く冬咲きのタイプ。
カトレアもラン科の植物で、花のサイズがとても大きく洋ランの女王とも言われています。
花言葉は「優雅な貴婦人」「あなたは美しい」「成熟した大人の魅力」といった、女王と言われる所以の花言葉です。冬咲きのカトレアは夏や秋咲きのカトレアと比べると花持ちが良いですよ。
ハボタン
正月が近くなるとお花屋さんに並ぶハボタン。切り花のハボタンは茎の長さが長く、花が小さめなのが特徴です。
花持ちは1ヶ月以上と長く持ちます。ハボタンの葉は下から順に痛むので、下の葉が黄色く変色したら取り除いてください。
ハボタンの花言葉は「祝福」「利益」「慈愛」といった縁起の良い花言葉です。
染めのハボタンもお花屋さんで見ることができ、カラフルな色が楽しめます。染めをしているハボタンも花持ちは変わりません。
ハボタンはケールの仲間で、水を変えないとケールのニオイが漂ってくることもあります。水は頻繁に交換した方が良いです。
スイートピー
スイートピーは春咲き、夏咲き、冬咲きがあり、冬咲きのスイートピーは冬の切り花として楽しめます。
花言葉は「門出」「ほのかな喜び」「優しい思い出」があります。
花持ちが短くて3日、手入れすれば1週間は持ちます。開花したスイートピーは水や湿気に弱いので、雨の日や雨上がりの購入はおすすめしません。
切り花にする際、花瓶の水は少なめにします。スイートピーは下から順に開花し、上の花が咲くまでに下の花が枯れます。枯れた花を速やかに摘むのも長持ちさせるポイントです。
スイセン
スイセンは11月頃〜4月頃に咲きます。正月に飾る切り花として人気が高く、12月下旬にお花屋さんに多く並びます。
スイセンの花言葉は「自己愛」。ギリシャ神話に登場する、水面にうつる自分の姿に惚れてしまったナルキッソスに由来しています。
雪の中でも咲くことができる丈夫な花なので、凛とした強さのイメージもありますね。日持ちは花が咲いてから3日〜1週間とあまり長くありません。蕾から出回っているスイセンも多く、蕾の状態で買うと長く楽しめますよ。
梅
梅の花は1月下旬〜4月下旬頃に咲きますが、12月半ばに咲く品種もあります。
梅は枝なので花屋さんから持ち帰るのが大変だったり、花びらが床に落ちるので掃除が面倒だったりと手間がかかります。それでも梅の花は冬の寒さを越えた春の訪れを感じる花で、特別感があり飾りたくなる花です。
花言葉は「上品」「高潔」「忍耐」と優雅な見た目と季節に合った花言葉です。
冬に楽しめるお花4選
お花屋さんでは切り花としては手に入りづらいですが、冬に楽しめるお花を4つ紹介します。
- クリスマスローズ
- パンジー、ビオラ
- コットンフラワー
各花毎に、ポイントなどを紹介します。
順番に見ていきましょう。
クリスマスローズ
クリスマスローズは12月〜4月に咲く花。アンティークな色が特徴で、部屋に飾るだけでシックな雰囲気になります。
花言葉は「いたわり」「心安らか」があります。
切り花で楽しむ際は、花柄(茎から枝分かれして花に至る部分)までが水に入る深い花瓶に入れると花持ちが良くなりますが、水下がりしやすいお花のため水揚げは欠かせません。
水揚げは40℃のお湯を準備し、花首から下の葉をすべて取り除きます。花首の下までお湯が冷めるまで(10分以上)つけましょう。その後冷たいお水に入れて水揚げが完了します。
パンジー、ビオラ
パンジー、ビオラは秋から春まで長い間花を咲かせます。冬に鮮やかに咲く貴重な花なので、ガーデニングでも人気があります。
パンジーとビオラはどちらもスミレをかけ合わせつくられたお花で、違いは花が大きいのがパンジー、花が小さいのがビオラとされています。品種改良が進み現在では厳密な違いはありません。
赤、紫、黄、オレンジ、白など様々な色があるので、お好みの色が見つかりやすい花でもあります。花言葉は「もの思い」「私を思って」という控えめな印象の花言葉です。
コットンフラワー
コットンフラワーは10月頃〜12月頃に白い綿毛が現れます。雪のような見た目をしていますが、フワフワした綿花の暖かさもあり冬にピッタリのお花です。
切り花のコットンフラワーはお花屋さんではあまり見かけないですが、ドライフラワーのコットンフラワーは多く流通しています。コットンフラワーの花言葉は「優秀」「偉大」「崇高」があります。
春に咲く花は冬の間でも流通している
お花屋さんでは本来花が咲く時期よりも早めに花が並ぶため、春に咲く花が冬の間に流通していることがあります。
なぜ本来花が咲く時期よりも早めに花が並ぶのかというと、温度調節が可能なハウスで花が栽培されたり、温暖な地域で花が栽培されたりしているからです。
冬からお花屋さんに並ぶ春の花はアイリス、ラナンキュラス、フリージア、アネモネ、チューリップなどがあります。
冬の時期から春の切り花が楽しめるので、お花屋さんに並ぶ切り花の種類も多く選ぶのが楽しめますよ。
冬の切り花を長持ちさせるコツ
冬の切り花を長持ちさせるコツは、暖房がよく効いている部屋には置かないことです。花が過ごす最適な温度は5℃〜10℃。夏よりも冬の方が切り花は長持ちしますが、暖かい部屋では長持ちしません。
しかし、リビングなど暖房の効いた部屋でも飾りたい場合もあるかと思います。直接暖房の風が当たらないようにするだけでも、風が当たるよりは長持ちしますよ。
また、寒すぎる場所でも切り花は長持ちしないので、冷気がよく通る場所に飾らないようにするのも長持ちさせるコツです。
冬の切り花も手軽に楽しめるお花の定期便
定期的に季節のお花が自宅に届く、お花の定期便というサービスがあります。
お花の定期便とは、毎週または隔週で定期的に自宅に花束が届くサービスです。旬の花や色合いも考えられた花束なので、届いたらそのまま部屋に飾るだけです。お花を選ぶ手間がかからないのでとても楽ですよ。
お花の定期便の中でもおすすめの3つのサービスについて紹介していきます。
- medelu
- bloomee
- Hito Hana
1つずつ見ていきましょう。
medelu
medeluのお花の定期便は、どんなお部屋にもマッチするANYROOMコース、シンプルなお部屋に合うMODERNコース、自然な温もりのあるNATURALコースの3コースから選択できます。
花のボリュームは3種類。部屋の雰囲気に合ったお花が届くのが嬉しいです。
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bloomee
bloomeeのお花の定期便は季節に合ったおまかせのお花が届きます。花のボリュームは3種類。可愛い専用箱に入ったお花がポストに投函されるので、受け取る手間がかかりません。
届いた花が傷んでいたら、品質保証制度で再手配してもらえるのもメリットです。
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Hito Hana
Hito hanaは選択の幅が広いお花の定期便です。好みの色を6種かおまかせから選択でき、花のボリュームは5種類。お花が届く頻度は毎週・隔週・4週に1度も選択できます。
暑い時期にはお花が痛まないようにクール便も選択できます。品質保証制度もあるのが嬉しいです。
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冬の切り花で部屋を飾ろう
冬に楽しめる切り花はいくつか種類があり、お花屋さんで手軽に購入することもできます。冬に切り花を長持ちさせるコツは、暖房のよく効いた部屋に置かないこと、暖房の部屋に置く場合は風が直接当たらないようにすることです。
飾るお花が無い方は、家にいながら冬の切り花が届くお花の定期便がおすすめです。
寒い季節だからこそ、部屋の中はお花を飾り少しでも雰囲気を明るくしたいですよね。切り花があるだけで部屋がパッと明るくなります。
冬でも楽しめる切り花はありますし、冬は長持ちするのも嬉しいです。部屋に切り花を飾って楽しく冬を過ごしましょう。
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