「カーネーションの茎が曲がってきた……」
「復活させる方法はないのかな?」
母の日の定番ギフトのカーネーション。近年では花束だけでなく鉢植えタイプのギフトも選ばれています。
しかし、カーネーションは暑さ寒さに丈夫な一方、そのままだと茎がくねくねと曲がってしまうことも。
そこで、この記事ではカーネーションの茎が曲がる・垂れ下がる原因や防止策を解説します。合わせて枯らさずにきれいに育てるコツも紹介していますので、カーネーションを育てている方はぜひ最後までご覧ください。
- カーネーションの茎が曲がる理由が知りたい方
- カーネーションをまっすぐに育てたい方
- カーネーションを枯らさずきれいに育てたい方
目次
カーネーションの茎が曲がる・垂れ下がる原因
カーネーションの茎が曲がる・垂れ下がる原因は下記の2つです。
- 茎が花の重みに耐えられない
- 若い幹は柔らかい
それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
1. 茎が花の重みに耐えられない
特に茎が長くなる品種は、伸びた茎が花の重みに耐えきれず曲がってしまうことも。
カーネーションには「切り花用」と「花壇・鉢植え用」の品種が存在しますが、特に切り花用の品種は見栄えのために茎が長くなるように改良されています。
黒柴さん
2. 若い幹は柔らかい
カーネーションの幹は若いほど柔らかいです。そのため他の花と比べても茎が曲がりやすく、曲がったまま放置することでそのまま幹が固まってしまうのです。
茎がくねくねのカーネーションを復活させる方法はある?
残念ながらすでに曲がってしまったカーネーションの茎を復活させる方法はありませんが、切り戻しを行うことで再び茎が短い状態から育て直すことができます。
切り戻しとは、伸びすぎた茎を短く切り詰めることで植物を長持ちさせる方法のこと。カーネーションの場合、花がある程度終わった段階で茎の半分の長さに切り揃えていきます。
ただし、切り戻しを行ったカーネーションをまっすぐ育てるためには、そもそも茎が曲がらないような対策を施すことが重要です。次に紹介するコツを参考にしてカーネーションをまっすぐきれいに育てましょう。
黒柴さん
カーネーションの茎が曲がる・倒れることを防ぐ方法
カーネーションの茎が曲がる・倒れることを防ぐコツは2つあります。
- 支柱を立てる
- ネットを張る
特に切り花用の品種は茎が長く伸びる前に早めに対策を施しておきましょう。
1. 支柱を立てる
カーネーションの茎がある程度伸びたら支柱を立て、ビニールテープでくくり付けます。一本ずつ支柱を立てるのが面倒な方は朝顔用の支柱を使用するとよいでしょう。
黒柴さん
2. ネットを張る
カーネーションが伸びたらネットを地面に対して水平に張り、かぶせるようにして網目にくぐらせます。カーネーションの成長とともにネットの位置も上げていきましょう。
ネットであれば支柱のように何本も立てる必要がないうえに、カットして簡単に取り外せます。
茎が茶色?カーネーションが根元から枯れてしまうケースも
カーネーションを育てていると、根本の方から枯れてしまったり、根本が茶色くなったりすることがあります。
カーネーションの根の方の茎が枯れてしまってるのですが… 最近、カーネーションが倒れ掛けていたので、出して見たら、下の方の茎が茶色くなってました!! 画像を見ていただければ分かると思いますが、下の方だけで、そこから上は綺麗です。お花も咲いています。こういった場合、どうするべきなのでしょうか? 切って、植え替えたり出来ますか? 詳しい方居ましたら、宜しくお願いしますm(_ _)m
Yahoo知恵袋
この質問の回答にもある通り、カーネーションの根本は太陽の光があまり当たらないため光合成しにくいです。その結果、根本だけ茶色くなってしまうケースも。
質問者のカーネーションのように茎や花が元気なら問題ありませんが、根の白い部分が少なくなった、葉が枯れている、全体的に元気がない場合は根腐れを起こしている可能性があります。
根腐れを放置すると花が枯れてしまうため、早い段階で切り戻しと植え替えをしてお世話してあげましょう。
鉢植えのカーネーションを枯らさずに育てるコツ
ここからは鉢植えのカーネーションを枯らさずに育てるコツを紹介します。以下3つのコツを押さえてカーネーションを長く楽しみましょう。
- 土が乾いたらたっぷり水やり
- 日当たりがよく湿気の少ない場所に置く
- 定期的な植え替えで根詰まりを防止
もっと詳しい解説を読みたい方はぜひこちらの記事もご覧ください。
>>カーネーションの元気がない?回復させるための3つの方法とは?
カーネーションを育てるコツ1. 土が乾いたらたっぷり水やり
カーネーションは水が大好きな植物!土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。ただし、土が乾ききる前に水を与えるのは根腐れの原因になるためNG。
花や葉に水が当たると病気の原因にもなるため、水やりの際は必ず株際に直接水を注ぐようにしてくださいね。
カーネーションを育てるコツ2. 日当たりがよく湿気の少ない場所に置く
カーネーションは陽の光を好みます。室内ではなく、外の東向きか南向きの場所に置くようにしましょう。
ただし、高温多湿には弱いため、梅雨の時期は軒下など直接雨が当たらない場所、夏は日陰に移動させるなどして都度環境を整えるのがポイントです。
特に湿気には弱いため、茎が混みあっているなら蒸れ防止のために株元から間引くことをおすすめします。
カーネーションを育てるコツ3. 定期的な植え替えで根詰まりを防止
鉢植えのカーネーションは根詰まりを防ぐために1~2年に一度は植え替えを行いましょう。
根詰まりとは、根がこれ以上成長できないほど鉢のなかで詰まってしまう状態のこと。根詰まりを放置すると土が酸欠になり、根腐れを起こしてしまいます。
植え替えのタイミングとしては、1~2年を目安に鉢底から根が出てくる、水の吸収が悪くなったときに行うと覚えておきましょう。
黒柴さん
カーネーションの茎は曲がらないように対策が必要!
カーネーションをまっすぐ育てるためには、茎が曲がらないように対策を行うことが大切です。支柱やネットを使い、きれいなカーネーションを育てましょう。
すでに曲がってしまったカーネーションを復活させることは難しいものの、切り戻しを行うことでまっすぐなカーネーションに再チャレンジできますよ。
「カーネーションは育てるのが難しい」と言われていますが、暑さや寒さには強く、コツさえ押さえれば毎年花を咲かせてくれる多年草です。ぜひ手間暇かけてきれいな花を咲かせてみてくださいね。