「ラナンキュラスの葉っぱばかり育つけど、ちゃんと花は咲くの?」
「蕾がついてもしおれて、葉っぱばかりになってしまう…」
そんな疑問やお悩みをお持ちではありませんか?
結論から申し上げると、球根が根腐れしない限り、葉っぱばかりでも蕾がつく可能性は大いにあります。
今回は、ラナンキュラスの葉っぱばかりが育ってしまう原因を解説するだけでなく、蕾をつけ、花を咲かせるためのポイントもあわせてご紹介します。
ぜひ最後までご覧いただき、適切な対処をしましょう。きっときれいなラナンキュラスが咲くはずです。
- 育てているラナンキュラスが葉っぱばかりで悩んでいる方
- 葉っぱばかりのラナンキュラスに花を咲かせる方法を知りたい方
- ラナンキュラスについて調べている方
目次
葉っぱばかりのラナンキュラスが育つ原因は球根の傷みと寒さ不足
ラナンキュラスが葉っぱばかりになってしまったら、下記2つの原因が考えられます。
- 水切れによる球根の傷み
- 寒さに当たる期間の不足
適切な対処をするためにも、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 水切れによる球根の傷み
水切れにより傷んだ根は、十分に水を吸収することが出来なくなってしまいます。吸水が不十分だと、花を正常に咲かせることができません。仮に葉がしっかりしていても、蕾ができませんので、葉っぱばかりのラナンキュラスになる原因となります。
水が切れたラナンキュラスは、すぐに花の首が曲がってきます。また、下葉も枯れてくるのが特徴です。この様な症状が現れた場合はまず、水切れを疑いましょう。特に、長い間雨が降らなかった時などは要注意です。
>>ラナンキュラスは植えっぱなしでもまた花が咲く?球根のお手入れの仕方や、掘り上げ方をご紹介
2. 寒さに当たる期間の不足
ラナンキュラスは寒さによって成長が促される、秋植え春咲きの植物です。できるだけ戸外で管理するようにしましょう。
しかし、ラナンキュラスの耐寒性はあまり強くありません。ラナンキュラスが寒さにやられてしまうのが心配で、室内で管理される方もいるかもしれませんが、その場合暖房のあたる場所は避けましょう。
暖房の風に当たり続ける事は成長を妨げ、花が咲かない葉っぱばかりのラナンキュラスが育つ原因になります。
>>ラナンキュラスが咲かない原因は?上手な育て方と綺麗に咲かせるポイントを紹介
葉っぱばかりのラナンキュラスでも適切な対処で蕾はつく
ラナンキュラスが葉っぱばかりになってしまっても、諦めるのはまだ早いです。
成長段階によって適切な対処をする事ができれば、きれいな花を咲かせることは難しくはありません。
そこで当記事では適切な対処をお伝えしていきますが、ほぼ全ての成長段階でポイントとなるキーワードは「水分量」と「寒空での管理」になります。
葉っぱばかりのラナンキュラスに花を咲かせることはもちろん、それ以前の球根の吸水や植え付け、花が咲いたときにも重要な事になりますので、しっかりと押さえていきましょう。
葉っぱばかりのラナンキュラスに蕾をつける3つのポイント
ここからは、葉っぱばかりになってしまったラナンキュラスに蕾をつけるポイントをお伝えします。下記、3つのポイントを押さえてラナンキュラスの花を咲かせましょう。
- 水を切らさない
- 水はけをよくする
- 寒さに当てる
1. 水を切らさない
ラナンキュラスは頻繁に水やりを必要とする植物ではありません。土がからからに乾き、表面が白っぽくなってきたら水やりをしましょう。頻度は週1~2回程度で、日差しが暖かい午前中がベストタイミングになります。
水やりのタイミングを見極めるために、鉢植えの場合は毎日鉢を持ち上げてみると良いでしょう。水分が少なくなるにつれて、鉢が日に日に軽くなっていくのが感じられるかと思います。鉢がスッと持ち上がるようになったら、水をあげるタイミングです。
地植えの場合は、雨が降らない期間が長く続いた場合のみ、水をあげる程度で大丈夫です。水切れを起こすと根が痛み、蕾をつけるだけの力がなくなってしまうので、葉っぱばかりのラナンキュラスに育ってしまいます。水切れには注意しましょう。
2. 水はけをよくする
ラナンキュラスは多湿を嫌う植物です。水のあげすぎや、寒い時期に霜や雪にあたる事により、土がじめじめした環境にならないように注意しましょう。
土が湿った状態が長く続くと球根が水分を過剰に吸収し、根が傷んでしまいます。ラナンキュラスは日当たりがよく、風通しの良い場所で管理するようにし、水はけには気を配ることが大切です。鉢植えの下にトレーのようなものを敷いている場合は、水が溜まってないか確認するようにしてください。
前項でも述べましたが、「根を傷ませない水の管理」が葉っぱばかりのラナンキュラスにさせないための重要なポイントになります。
黒柴さん
3. 寒さに当てる
ラナンキュラスの耐寒性はあまり強くはありませんが、寒さに当たることで成長していきます。
ただし、いくら寒さに当てることが必要でも、霜や雪がふるような季節は状況によって室内で管理するようにしましょう。寒さが厳しくきつい霜に当たると、株自体は生きていても、お花がダメになってしまう場合があります。
霜が心配であれば鉢植えの場合、夜は室内で管理、朝は日差しが出て気温が上昇して来たら戸外に出すようにしましょう。雪の場合は、室内の暖房が当たらない場所に避難させる事がおすすめです。
地植えの場合は、不織布をかぶせるなどのマルチングをしましょう。マルチングとは株元を藁などで覆って霜や雪を避ける対処方法です。
上手に霜や雪の被害を避けながら寒さにあて、成長を促せば、葉っぱばかりではなく花が咲く準備が整ったラナンキュラスが育つはずです。
葉の付け根部分を切ると、新しいラナンキュラスの花が咲く
ラナンキュラスの花が咲き終わったら、葉の付け根部分を剪定しましょう。場所は次の花芽の手前です。花を切ることにより脇芽が出て、次の花が咲きやすくなります。
お花は咲き終わるとタネを作ろうとする習性があるものです。咲き終わった花をそのままにしておくと、次の花を咲かせる力が弱くなっていってしまいます。
ラナンキュラスの場合は、剪定後2週間ほどで新しい花が咲くはずです。花が咲き終わり、葉っぱばかりのラナンキュラスになってしまった場合は、剪定を試してみてください。
4月ごろまでラナンキュラスの花を楽しむことが出来るようになるはずです。
>>ラナンキュラスの季節はいつ?お花の特徴や販売時期などを紹介!
これは軟腐病?ラナンキュラスの葉が倒れたら要注意
ラナンキュラスの葉っぱがしおれていたり、黄色くなっている場合は軟腐病にかかっている可能性があります。軟腐病にかかった場合、徐々に腐敗が進み柔らかくなっていきます。
また、独特な腐った臭いを放つのが特徴です。
軟腐病にかかった場合の対処は、「株ごと抜き取る」。これしかありません。軟腐病はカビではなく細菌によって引き起こされるため、薬剤はあまり効果がありません。
せっかく大切に育ててきたラナンキュラスを抜き取るのはとても残念ですが、他の株に被害が及ぶ前に対処するようにしましょう。
黒柴さん
>>ラナンキュラスの元気がない3つの原因!復活させるため4つのポイント
ラナンキュラス以外にもお気に入りの花がみつかる!おすすめのお花の定期便3選
ラナンキュラスはお部屋にあるだけで、気分もお部屋も明るくしてくれますよね。ラナンキュラスだけでも十分素敵ですが、他のお花との組み合わせも楽しんでみてはいかがでしょうか。
これからご紹介するお花の定期便では、お花のプロが選んだ花をご自宅で毎月楽しむことができます。
- medelu
- bloomee
- Hito Hana
新たにお気に入りのお花にも出会えるかもしれません。ぜひ、お試ししてみてくださいね。
1. medelu
medeluは、100年続くがお届けするお花の定期便。
最短2日で産地からご自宅にお届けするので、新鮮でキレイなお花が楽しめます。お花はポストや宅配でもお届けしてくれるので、気軽に始めることができます。
金額も698円~からと、主要なお花の定期便サービス最安値で利用できますよ!
プロが選んだお花でパッとお部屋を彩ってみてはいかがでしょうか。
>>【クーポンあり】medelu(メデル)の口コミと評判!解約方法や届いたお花のレビューも
>>【インタビュー】medeluに対する創業者のこだわりと想い。届くお花の品質が圧倒的に高いワケ
2. bloomee
bloomeeは、テレビでも取り上げられることがあるお花の定期便の象徴とも言えるサービスです。
提携しているお花屋さんが、根本にたっぷりと水分を含ませてお届けしてくれます。
管理画面も使いやすく、マイページのボタン一つで次回のお届けのスキップや、プランの変更が可能です。
>>【本音激白】bloomee (ブルーミー)はしょぼいという口コミばかり?噂の真相とプラン別の届いたお花
3. Hito Hana
Hito Hanaは、自分のライフスタイルに合わせたお花が楽しめる定期便です。
お花の色やボリュームはもちろん、お届け頻度も3つの中から選べるので、無理せずお花を楽しむことができます。ぜひ、自分好みにカスタマイズしてみて下さい。
>>Hito Hana(ひとはな)の口コミ・評判は?メリット・デメリットを解説!
ラナンキュラスが葉っぱばかりになったら、水やりと寒空での管理を見直そう
ラナンキュラスを正常に育てるためには、「適切な水分量」と「寒さに当てる」という事がとても重要なポイントでしたね。
鉢植えか、地植えかにもよりますが、水やりは土がからかになるまで特に必要ではありません。
一方で、水切れになってしまっても発育に影響を及ぼします。葉っぱばかりのラナンキュラスの下葉が枯れたり、花の首がしおれていたら、水分が足りていない証拠です。水やりで水分量を適切にコントロールし、根を傷ませないようにしましょう。
また、花が咲くまでの寒さに当たる期間もしっかり作りましょう。寒さに当たることで成長が促され健康なラナンキュラスが育ちます。霜や雪の対策をしっかりし、戸外と室内で工夫して管理することが大切です。
ラナンキュラスは繊細がゆえに少し手間がかかります。しかし、キレイに咲いた時の喜びはひとしおです。葉っぱばかりのラナンキュラスにも花が咲く可能性はありますので、諦めずに対処法を試してみてくださいね。