カーネーションをお部屋に飾る際、寿命について気になっていませんか?
母の日の贈り物で貰う場合もあるでしょうから、できれば長い間飾っておきたいですよね。
実は、適切な管理をすることでカーネーションは長持ちさせることができるんです。
この記事では、カーネーションの寿命だけでなく、長持ちさせる方法について解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
- カーネーションの寿命を知りたい方
- カーネーションを長持ちさせる方法を知りたい方
- カーネーションについて調べている方
目次
カーネーションの寿命は切り花と鉢植えで大きく異なる

カーネーションの寿命は、切り花か鉢植えかによって異なります。
切り花だと1~2週間程で、他のお花の切り花よりは長持ちする方だと言えます。
これに対し、鉢植えの場合は数年お花を咲かせてくれます。
カーネーションは育てるのが難しいため寿命が短いと思われていますが、適切な管理をすれば意外と長期間お花を咲かせてくれますよ。
切り花のカーネーションを長持ちさせる6つの方法

切り花のカーネーションを長持ちさせる方法について紹介します。
- すぐに花瓶に植え替える
- 花瓶の水を常に清潔にする
- 余分な葉や蕾は取る
- 適切な場所に飾る
- 水切りをする
- 枯れた葉や花は切り落とす
1つずつ見ていきましょう。
1. すぐに花瓶に植え替える

切り花のカーネーションはそのままではすぐに枯れてしまうため、花瓶に植え替えを行いましょう。
花瓶に活けてあげることで効率よく水を吸えるようになります。
また、茎が傷むのを防ぐため、花瓶の中に入れる水の量は3~5cmにし、茎が水に浸かり過ぎないように注意が必要です。
2. 花瓶の水を常に清潔にする
水が汚いと、バクテリアがカーネーションの水を吸い上げる道を塞いでしまいます。
その結果、水分不足で枯れやすくなってしまうため、花瓶の水は常に清潔にするようにしましょう。
理想は毎日水の取り替えをする事ですが、水が目に見えて汚れる前に新鮮な水に交換してください。
3. 余分な葉や蕾は取る

切り花のカーネーションはなるべくお花に水が行き渡るようにしたいため、余分な葉や蕾がついている場合は取ってしまいましょう。
葉や蕾が残っていると水が分散してしまい、花が枯れやすくなってしまいます。葉や蕾を取る際は、大事な花や茎を折ってしまわないよう、丁寧に行ってください。
4. 適切な場所に飾る
切り花のカーネーションを飾る適切な場所は、直射日光が当たらない風通しの良い場所です。
切り花には根がないため、直射日光が当たる場所はカーネーションに大きな負担がかかります。また、エアコンなどの風が直接当たる場所も避けた方が良いでしょう。

5. 水切りをする
水切りは、水の中でカーネーションの茎を切る事で、水を吸い上げやすくなる効果があります。
切る時は斜めに切ると効果的で、定期的に行ってあげることで茎の傷みや汚れの詰まりを解消することができます。
黒柴さん
6. 枯れた葉や花は切り落とす
枯れた葉や花は切り落とし、健康な花に水が行き渡るようにしましょう。一度枯れた花はもう咲くことはないため、思い切って切り落とすことが大切です。

鉢植えのカーネーションを長持ちさせる方法
鉢植えのカーネーションを長持ちさせる方法は、次の6つです。
- 大きな鉢植えに植え替える
- 適切な場所に置く
- 葉や花に水をかけない
- 株が動かないようにしっかりと固定する
- 外に置く場合は雨風を避ける
- 肥料をあげる
順番に解説していきます。
1. 大きな鉢植えに植え替える
鉢植えのカーネーションを育てる場合は、少し大きめの鉢植えに植え替えましょう。
貰った状態の鉢植えは小さすぎることが多く、根詰まりを起こしてしまう原因となるためです。
根詰まりを起こすと根から水を吸収することができなくなり、カーネーションはすぐに枯れてしまうので注意しましょう。
2. 適切な場所に置く

鉢植えのカーネーションは根があるため、直射日光の当たる風通しの良い場所に置きましょう。
ただし、夏場の直射日光は熱すぎるため、30℃を越すような気温の場合は日陰に退避させてあげることが必要です。また、エアコンなどの風が当たる場所は避けましょう。
3. 葉や花に水をかけない
水やりをする際、葉や花に水をかけると傷む原因になります。水やりは植木鉢の土めがけて行うようにし、ジョウロを使って葉や花に水をかけないようにしましょう。
水やりは毎日するのではなく、土が乾いてきたタイミングで行ってください。
カーネーションは湿度に弱いため、水のあげすぎは逆効果になります。水やり後の植木鉢の下の受け皿の水も捨てるようにしてください。
黒柴さん
4. 株が動かないようにしっかりと固定する
カーネーションの株が倒れてしまうと、花が傷む原因となります。
植え替えの際にグラグラしないか確かめつつ、しっかりと固定を行いましょう。
土を多めに入れると効果的で、根をしっかりと土の中に埋めるようにしてください。特に屋外に飾る場合は、風の影響で株が倒れないような配慮が必要です。
5. 外に置く場合は雨風を避ける

鉢植えのカーネーションの場合、ベランダなど外に飾る方もいるかと思います。
その場合、雨や風が強い場合は室内に避難させるなど、花にストレスを与えないように注意しましょう。
特に注意したいのが雨で、カーネーションは湿気に弱いため雨の影響を受けやすいです。天気予報を確認し、雨の予報の場合は鉢植えを避難させる習慣をつけましょう。
6. 肥料をあげる
土に肥料を混ぜると花が咲く量が増えます。化成肥料であれば月に1回、液体肥料であれば2週間に1回の頻度で十分です。
なお、夏と冬は肥料が逆効果になる可能性があるため、あげない方が良いでしょう。肥料はカリウム成分や花鉢用のリン酸が多く含まれるものが良く、ホームセンターなどで購入することができます。
長持ちさせる一工夫!カーネーションが咲き終わった後にすること

切り花のカーネーションは一度咲いたらおしまいですが、鉢植えの場合は適切なお手入れをする事でまた来年も花を咲かせてくれます。
カーネーションが咲き終わった後にするお手入れは次の2つです。
1. 切り戻しをする
切り戻しとは、葉の上の部分を切り詰め、株を若返らせるお手入れ方法です。
カーネーションは茎を折ると下の節から新しい芽が出る性質があるため、これを利用します。茎は半分から3分の2以上は残すようにし、必ず葉がついている節の上から切るようにしましょう。
中途半端な場所で切ってしまうと、そこから茎が傷んでしまう原因になります。
2. 植え替えをする
鉢植えのカーネーションが咲き終わった後は、植木鉢の中が根でいっぱいになっている可能性があります。
そのため、一回り大きな植木鉢に植え替えてあげることで、根詰まりを防ぐことができます。
植え替えの際には新しい土を敷き詰め、カーネーションに栄養が行き渡るようにしましょう。新しい根が育ち、よりたくさんの花を咲かせてくれるようになりますよ。
季節ごとのカーネーションの管理方法

日本には四季があるため、季節ごとに適切な管理をしてあげる必要があります。
特に注意が必要なのは夏と冬で、カーネーションは暑さや寒さに弱い植物です。
夏は気温が高い場合は直射日光を避けるなどの工夫をし、冬は冷え込む場所からは避難させるなどの工夫が必要です。苦手な季節は人の手でカバーしてあげる意識が必要です。
適切な管理でカーネーションを長持ちさせることが可能!

生育が難しいためすぐ枯れてしまうと思われがちなカーネーションですが、長持ちさせる方法を知っておくことで長期間きれいな花を咲かせてくれるようになります。
母の日にプレゼントとして貰う機会も多いお花ですので、できるだけ長く飾っておきたい方も多いのではないでしょうか。そんな方はぜひこの記事を参考にして、カーネーションを長持ちさせて楽しんでください。