「気分転換にお部屋を彩るお花を飾りたい」
「お部屋に合った飾り方が分からない」
「枯らしてしまわないか心配」
家事や仕事に追われ多忙な日々を過ごしていると、ストレスを抱えたまま次の日を迎えてしまうことも多いのではないでしょうか。気分転換や癒やされた気持ちを感じたい時には、お部屋にお花を飾ってみることをおすすめします。
しかし、長持ちさせるためのポイントやどう飾ればいいのか分からない人も多いはず。この記事では、お花を長く美しい姿を保つためのコツやお花をよりきれいに見せる花瓶の選び方を紹介します。
はじめて飾る場合はもちろん、今までお花を飾ってみたものの「すぐに枯らしてしまった」「お手入れの仕方が分からない」と飾り方に迷っている時にはぜひ参考にしてください!
- 普段お花を飾る機会が少なく、飾り方を知りたい方
- 初めてお花を飾る人が、意識すべきポイントを知りたい方
- お花を飾ることに興味がある方
目次
初心者がお花を飾る時に枯らさないための5つのポイント!
彩りのある暮らしを求めて買ったお花なのに、枯れていく姿を見ていると逆に落ち込んだ気持ちになってしまいますね。お気に入りのお花はできるかぎり美しい状態を長く保ちたいと思うはず。
時には、プレゼントなどでお花を頂いた後、お手入れの方法に悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
ここからは、お店に並んでいる時のようにきれいな状態のまま長持ちさせるポイントを5つ紹介します。
1. 直射日光を避け、適度に風が通る場所に飾る
自然に咲いている姿をイメージすると、直接光を当てた方がきれいに成長すると感じてしまいますが、お花に直射日光を当てる必要はありません。また、エアコンの風が直接当たるような場所は避け、適度に風が通る場所を選びましょう。
お花は高温の環境が苦手なので、直射日光が当たる場所だと花瓶の中の水の温度が上がり、元気がなくなってしまいます。日が当たり暑くなる場所よりも日陰の涼しい場所の方が無難です。
成長にあたって風通しは大切ですが、直接風が当たる場所では刺激が強くダメージを与えてしまうことが考えられます。適度に窓を開けて換気する程度で十分でしょう。
お花を飾る場所ってどこがいいの?家の雰囲気を明るくする5つの場所2. お手入れがしやすい水場の近くに飾る
毎日1度は立つキッチンや洗面所など水道の近くに飾っておくと、お花の癒やしを感じられ、萎えていないかなどの観察がしやすくなります。水場の近くに置いておけば水換えなどのお手入れも自然と行うようになるでしょう。
普段あまり入らない部屋に飾ってあるとお手入れをするのがわずらわしく感じてしまい、見たら枯れてしまっていたということも。
お花を長持ちさせるためには定期的な水換えと状態観察は必須。自然に目に入ることが多いことから、ふとした瞬間に癒やしを感じるということも多くなるでしょう。
黒柴さん
3. カットする際には花バサミを使用する
あまり慣れていない初心者でもお花専用の花バサミはぜひ用意してほしい道具です。「切れるハサミならどれでもいいのでは?」という考えはお花をだめにしてしまうかもしれません。
切れないハサミを使って茎をカットすると、お花の繊維をつぶしてしまい、水を吸い上げることができずに枯れてしまいます。茎の中には元気に成長をするために必要な栄養を吸収する管が無数に張り巡らされているのです。
繊維をつぶさずにカットするのは一般用のハサミでは切れ味が悪く、切り口がぐちゃぐちゃになってしまう可能性があります。慣れていない初心者だからこそ、専用の花バサミを使用してください。
4. 水の量は花瓶ごとに適切な量で、頻繁に水換えを行う
花瓶に入れる水の量は多すぎず少なすぎず花瓶に合わせた適切な量を意識してください。長持ちさせるための大切なポイントです。
水が多すぎると、水に浸かった茎の部分が呼吸できなくなるので、痛みやすく枯れる原因に。茎が浸かる程度の水の量では、水を吸い上げる速さに気づかず空になってしまうことがあるので、花瓶の3割~5割程がちょうど良いでしょう。
もちろん、お花の種類によって成長スピードの速さや水を吸い上げる量は違いがあるので、購入する前に特徴について確認するのが理想です。
また、水の量以上に大切なのは、定期的に水換えをして新鮮な水を保つこと。水換えの際に茎が変色している、ぬめりがある部分などはカットしてお花に栄養が行き渡る状態を保ちましょう。
黒柴さん
5. 花瓶はこまめに洗って清潔さを保つ
定期的に水換えを行う際に、合わせて行いたいことが花瓶やグラスなどの洗浄です。水が新鮮な状態でも花の器が汚れているとバクテリアなど細菌や雑菌が繁殖してしまいます。
お花は花瓶に挿しているだけでも菌が発生してしまうもの。菌が発生したままにしていると腐らせてしまうこともあります。洗浄の際には水換えのタイミングで、スポンジと中性洗剤でぬめりを落とすように洗いましょう。
慣れていない人は、ガラスなど透明な花瓶を選べば水の汚れ具合が分かりやすいですよ。定期的な水換えと花瓶の洗浄はお花を長持ちさせる大切なポイントです。
お花を飾ることが無くて心配な人は1輪挿しでお花を飾る練習を
「お花を買いに行きたいけど1本だけの購入は気が引ける」と思い諦めてしまうことはないでしょうか。むしろ、お花屋さんは1本だけの購入でも大歓迎なので、迷う必要はまったくありません。
初心者だからこそ、まずは1本のお花から飾る楽しみを感じていただきたいです。選ぶ際にも1本だけなら複雑な組み合わせを考える必要もなく、直感で選んでも失敗することは少ないです。
また、1本だけだからこそ愛着が湧いて、丁寧にお手入れをする練習にもなりますよ。「お試し用に買ってみようかな」という人にもぴったりです。
お花を飾りたいと考えている時には、まずは1本から気軽にはじめてみるのはいかがでしょうか。
ここからは、まずは1輪挿しからはじめる場合にもおすすめなお花の選び方を紹介していきます。
一輪挿しに適した花瓶の選び方・日持ちのコツ!おすすめする理由も合わせて解説!1. 同系色のお花を飾ると統一感のあるお部屋にできる
どんなお花を買ったらいいのか迷った時にはお部屋のイメージカラーを想像してみましょう。お部屋のカラーに合わせたお花を選べば、統一感がありさりげないおしゃれさを演出できますよ。
かわいい小物が好きで明るいお部屋ならピンク系が違和感なく溶け込むでしょう。一般的な白い壁紙に合わせるなら白系のお花がふと見た時のおしゃれさを強調します。
少し変化をつけたいなら緑の葉がはいったものを。緑はどんなお部屋にもよく似合うのでおすすめですよ。
2. 旬のお花を飾ることで季節感が楽しめる
時期に合わせた旬のお花を意識すると、季節の移り変わりがはっきりと感じられるので気分転換に最適です。多忙な日々を過ごしていると季節の変化に少し疎くなりがちですが、ふとした瞬間に季節を感じられるのは素敵なもの。
例えば、春には1輪でも存在感があるチューリップ。さまざまなバリエーションがあるのでお部屋にも合わせやすいお花です。夏といえば、きれいなイエローがお部屋を明るくしてくれるひまわりで元気をもらいましょう。
秋の訪れを感じたい時にはオータムカラーのリンドウがおすすめ。寒さを感じる時期になってきたら深く落ち着いた色合いのバラが心を暖かくしてくれますよ。
お花を飾ることで、季節の移り変わりを存分に楽しめます。旬のお花が分からない時には店員さんに尋ねてみるのも良いでしょう。
黒柴さん
3. 初心者がお花の選び方に迷った時はお花の定期便の利用も!
それでも、どんなお花がお部屋に合うのか分からない、季節に合わせた旬のお花を選んでほしいと思うこともあるでしょう。家事や仕事に忙しく、お花屋さんへ訪れる時間が取れないということもあるはずです。
そのような時には、お花の定期便がとても便利なサービスなので、検討してみてはいかがでしょうか。
お花の定期便は最近注目を集めている「お花のサブスク」サービスです。好みに合わせ、プロが厳選した旬のお花を定期的に届けてくれます。
宅配やポスト投函など受け取り方法が多彩なので時間がとれない時にもおすすめですよ。
プロが選んでくれるお花は、自分では知らなかった素敵なお花との出会いがあるでしょう。常にお花のある暮らしをおくりたい人は覚えておきたいサービスです。
お花の定期便の中でも金額に差があるので、事前に確認しておきましょう!
下記の記事では、お花の定期便サービスを項目ごとにまとめていますので、こちらもチェックしてみてください!
>>あなたにピッタリのお花の定期便サービスは?お花のサブスク徹底比較!
花瓶選びもお花を飾る時の重要なポイント!
お花を引き立てる重要な存在として、忘れてはならない「花瓶」。お花の魅力を高めるために欠かせないものですが、種類が多く選び方に迷ってしまうかもしれません。
どこにでも置きやすい小型な花瓶から、主張が強い大型の花瓶までさまざまなタイプがありますが、種類やスペースに合わせて最適なものを選びましょう。ここからは、より華やかに飾るために花瓶選びのポイントを紹介します。
1. お花の長さと花瓶の高さは合わせたほうがバランス良く見える
花瓶にお花を生けた時に「なんかバランスが悪いような気がする」としっくり感じないことはないでしょうか。そのような時には見た目とバランス感が良く感じられる「黄金比」を知っておくときれいに見えますよ。
お花と花瓶のバランスが良い黄金比は「5:3」です。大きめなお花は花が見える部分を5に、花瓶を3の比率に。小さめなお花は見える部分を3、花瓶を5の比率にすることで見た目よく安定感を得られます。
黒柴さん
2. 小さめなお花にはシンプルな花瓶が可憐さを引き立てる
小さめなお花には、主張しすぎないシンプルな花瓶がお花の引き立て役として最適ですよ。あえて花瓶は地味なものを選ぶことで、可憐に咲く1輪の花をノスタルジックに演出できます。
比較的どんな場所にも合いやすいので、テーブルや棚はもちろん、洗面所などの水場にも置けます。シンプルなことから価格も安いものが多いのもうれしいポイントです。
シンプルな花瓶でおすすめなのは「GREEN HOUSE Monochrome Flower Vase」。どんなお花にもよく似合い、場所を選ばずに飾ることができますよ。
3. 大きめなお花には重厚感のある花瓶がよく似合う
存在感のある大きめなお花には重厚感のある金属や陶器で作られている花瓶がおすすめです。大きめなお花にシンプルで小型の花瓶ではバランス感が悪く、不安定な印象を与えてしまいます。
リビングなど広い空間には主役となる大きめなお花を飾りたいものです。大きめな花瓶で主張度を上げれば、よりお花の存在感が引き立つでしょう。また、大きめな花瓶であれば、枝物やブーケであっても飾れますよ。
重厚感のある花瓶でおすすめなのは「ケーラー」の花瓶。白地にボーダーラインがおしゃれさを引き立て、丸みを帯びたデザインがインテリアに合わせやすくなっています。
4. 背の高いお花には倒れにくい筒型の花瓶を選ぶ
筒型の花瓶は口から底まで同じ太さになっているので、倒れにくく、安定感のある花瓶です。背の高い植物や重みのあるお花を生ける際には筒型の花瓶を選ぶと良いでしょう。
ぐらつきが少ないので、長い枝が横や斜めに広がっているものなど飾るお花の選択肢が多くなりますよ。また、1本だけではなく複数のお花を飾る時にも活用できるでしょう。
筒型の花瓶でおすすめしたいのは「GMUMU」の筒型花瓶。大きめのサイズなので安定感が抜群で、複数のお花を飾ってもぐらつくことがありません。amazonでもレビュー数が多く高評価な花瓶なので、筒型が欲しい人はぜひ検討してみてください!
初心者でもポイントを押さえればきれいにお花を飾ることが可能!
今回は、初心者でもお花を長持ちさせられる飾り方について紹介しました。長くきれいな状態を保つポイントとしては以下の通りです。
- 直射日光を避け、適度に風が通る場所に置く
- お手入れがしやすい水場の近くに飾る
- カットする際には花バサミを使用する
- 水の量は花瓶ごとに適切な量で頻繁に水換えを行う
- 花瓶はこまめに洗って清潔さを保つ
これからお部屋にお花を飾ってみようと思ったら、まずは1輪挿しでいろいろなお花を楽しむことからはじめましょう。たとえ1本のお花であっても選び方や飾り方を意識することであなたの暮らしに彩りを与えてくれますよ。
また、花瓶もお花の魅力を引き立てる重要な存在だということを忘れないようにしましょう。お花に合わせた花瓶を選ぶことで雰囲気やおしゃれさが格段にあがりますよ。
さまざまな楽しみ方をしって、お花のある暮らしで生活を色鮮やかにしていきましょう。