ひとくくりに「花瓶」と「お花」と言っても、それぞれ数えきれないほどの種類がありますよね。
買ってきたお花を眺めて、『このお花にはどの花瓶が似合うかな?』と悩んでしまう方はとても多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お花と花瓶をおしゃれに組み合わせる際のポイントや選び方、素敵な組み合わせの実例をもとにして紹介させていただこうと思います。
組み合わせに悩んでしまう、という方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
- おしゃれな花瓶とお花の組み合わせ方を知りたい方
- どんな花瓶を使用すればいいのか迷ってしまう方
- 手持ちの花瓶に合うお花の種類が知りたい方
- お花・花瓶の飾り方のレパートリーを増やしたい方
目次
お花と花瓶をおしゃれに組み合わせる時のポイントは?

お花と花瓶の組み合わせは、色や素材、大きさなどの視点で見てみるとそれぞれのポイントが抑えやすいです。
自分の持っている花瓶や飾りたいお花のことを思い浮かべながら、以下のポイントを確認してみてください。
1. 色で考える
どんなお花を生けても間違いなく映える、まず最初に合わせてみたいのは白または透明の花瓶です。
白や透明は他の色が混ざっていない、濁りのない色であるため、どんなお花でも素敵に飾ることができます。
「万人受けする飾り方がしたい」「自分のお花を飾るセンスが不安」という方は、とりあえず白・透明など無難な色を合わせてみるのがおすすめです。
また、最近は色付き・柄付きの花瓶もよく目にしますよね。このような場合は、以下のような組み合わせがおすすめです。
- 同系色同士の組み合わせ(暖色・寒色などざっくりと)
- 自然界にある色の組み合わせ(緑色の葉っぱや茶色っぽい茎を思わせるような色を選ぶ)
柄物の花瓶はとても素敵なのですが、合わせ方がかなり難しいため出番が少なくなってしまうかもしれません。まずは色物の花瓶とお花を組み合わせて飾り、慣れてきたら柄物の花瓶にチャレンジするのが良いかもしれません。
2. 素材で考える
花瓶の素材で組み合わせを考える際、何にでも合う素材はガラスです。お花本来の綺麗さを邪魔せずに、キラキラと透明感溢れる演出をしてくれます。
飾るお花の種類も洋風・和風・枝ものなど種類を問わずスッキリと飾りたい人にはガラス製の花瓶がおすすめです。
反対に、玄関やお部屋の雰囲気に合わせて『和風に飾りたい』『洋風に飾りたい』という方もいると思います。このような場合、同じお花でも花瓶の素材を変えるだけで印象がガラッと変わります。
和風テイストに飾るときは焼き物や和柄のイラストが描かれた花瓶、洋風テイストに飾るときはアンティーク調の陶器製の花瓶にするなど、飾りたい場所と雰囲気に合う花瓶を探すのも楽しいですよね。
黒柴さん
3. 大きさで考える
花瓶の素材や色を意識しているとつい忘れてしまいがちなのが、花瓶の大きさです。
『素材も色もきちんと考えたのに、なんだかバランスが悪い気がする…』『お花を飾るセンスがないのかも?』と感じてしまう場合、花瓶の大きさを少し変えてあげるだけで印象がガラッと変わることが多いです。
花瓶とお花の黄金比率は、『花瓶:お花=1:1』です。他にも様々な比率がありますが、初心者さんや飾り方に自信がない方はまずこの1:1比率を意識して花瓶のサイズを選んでみましょう。
4. 形で考える
お花にはそれぞれ形があります。一本一本の形はもちろん、たくさんまとめてふわっとさせたブーケ型、切り花を数本まとめたシンプルな花束、大振りの目立つ花+グリーン、枝ものなどその種類は様々です。
全て同じシンプルな花瓶に飾っても間違いではないのですが、それぞれのシルエットに合わせた花瓶を選んであげるとより素敵な飾り方ができるようになります。
お花と花瓶の形から選ぶ方法に関しては、具体的な例を本記事の下の方で解説していますので、ぜひ確認してみてください。
この点を意識するだけでとってもおしゃれに、花瓶とお花の両方の良さを引き立てるような飾り方をすることができます。

組み合わせる花瓶とお花の選び方

ここからは、上の項目で説明した「お花と花瓶の組み合わせにはどのような考え方があるのか」と言う点を踏まえて、実際に購入しようと思っている方向けのチェックポイントを見ていこうと思います。
1. 花瓶
花瓶を購入する際は、まず「自分のライフスタイル」と「どのような飾り方をしたいのか」を考えましょう。
- どのようにお花を飾りたいのか(シンプル、とにかく目立つようになど)
- どんなお花を飾りたいのか(大振りなお花、小ぶりなお花、庭から摘んだ切り花、枝ものなど)
- どの場所に飾りたいのか(玄関、リビング、廊下、トイレ、寝室など)
これらを確認した上で、上の項目の「お花と花瓶をおしゃれに組み合わせる3つのポイント」を確認すると、どんな花瓶を買えばいいのかなんとなくイメージが湧いてくるのではないでしょうか。

2. お花
飾るお花を選ぶ方法は、自分の好きなお花を固定で購入してたり、お店にふらっと入ってそこで気に入ったものを購入したりと人それぞれだと思います。
しかし『たまには別のお花を買ってみたい』『お店に行くと迷ってしまい、なかなか何を買うか決められない』という方は多いのではないでしょうか。
そこで、そんな方におすすめしたいのがお花の定期便です。
- 1回数百円から利用ができる
- 配達の回数やペース、お花のボリュームを自分で選べる
- プロが選んだ新鮮なお花が自動で自宅に届く
- お花の色の好み、配送方法(クール便希望)などを詳細設定できるところもある
自宅まで届けてもらえるので店舗に出向く必要もないですし、お花のプロが選んだ花が入っているので、開ける前のワクワク感が味わえると言うのも醍醐味です。
『今回はこのお花だから、こっちの花瓶が合うかな?』と花瓶選びをするのもとても楽しそうですね。
お花の定期便に関しては、こちらの記事で詳しくまとめています。ぜひチェックしてみてください。
>>あなたにピッタリのお花の定期便サービスは?お花のサブスク徹底比較!
種類別に紹介!お花と花瓶の素敵な組み合わせ
ここまでは色、素材、大きさ、形など、花瓶とお花の組み合わせ方法に関して説明してきましたが、『実際にどんなものを合わせるのか、具体例を知りたい!』と言う方も多いと思います。
以下に、「お花と花瓶の形」をメインとした飾り方の具体例を紹介します。
ここに紹介したものを参考にしながら、和風・洋風、置き場所や素材などをあなた自身の条件に当てはめ、良い組み合わせを探してみてください。
1. ボリュームのあるブーケ × 口が広い花瓶
ふわっと広がる形のボリュームのあるブーケは、その形を保ったまま綺麗に飾れる口が広い花瓶がおすすめです。
ブーケを口がすぼまっている花瓶に詰め込んでしまうとせっかくのふわふわ感が半減してしまいますし、反対に口の広い花瓶に切り花を一輪だけ挿すと、傾いてぼやけた印象になってしまいますよね。
お花も花瓶も、それぞれの特徴を生かした、マッチするもの同士を組み合わせてあげることが大切です。

2. お庭から摘んだお花 × 一輪挿し

お庭からお花を摘む場合、新鮮なお花を数本ずつ切り花として飾る方が多いと思います。このような場合は、少ない本数をシンプルに一輪挿しに飾るのがおすすめです。
「一輪挿し」と呼ばれてはいますが、一輪しかいけてはいけないという決まりはありません。大きめのメインのお花数本+細かい小さなお花をアクセントにしても素敵です。
庭から詰むお花は本数が自由に調整できるので、何本くらい入れたら良いか、どのお花を使うか、レイアウトはどのようにしたら良いのか等考えながら、バランスよくいけられると良いですね。

3. 短くなったお花 × 背の低い花瓶

お花を花瓶にいける際、必要となってくるのが茎の切り戻し作業です。
「切り戻し」とは切り花の茎を毎日水換えのたびに切っていく作業で、切り口を常に新しくしておくことで茎が水を吸い上げやすくなり、切り花の持ちがよくなるという効果があります。
この切り戻し作業を行っていると、どうしても茎が短くなってきますよね。
少しづつ切って背の低い花瓶に飾ってあげても可愛いのですが、思い切って短く切ってお皿などに浮かべる、と言う方法もあります。
せっかくの綺麗なお花、最後まで楽しめる方法が知りたい!と言う方におすすめの飾り方です。
4. 小ぶりでふわふわのお花×壺型の花瓶

花びらが小ぶりで茎も細いお花は、横に広がりすぎてしまうとスカスカに見えてしまいます。
ブーケの場合とは逆で、キュッと口が締まった壺型の花瓶を使用して茎をしっかりと支えてあげるのがおすすめです。
5. 華奢なお花 × 細めの花瓶

華奢なお花を1〜2本飾る場合、細めのシルエットの花瓶にいけると雰囲気を壊さず、かつ寂しい印象を与えずに飾ることができます。
背の高い花瓶を使うときは、花の黄金比率である1:1が合わなくなりがちです。おしゃれに飾れる比率も考えた上でお花を選べると、なお良いですね。

お花と花瓶の組み合わせ方は無限大!素敵な組み合わせを探してみよう

この記事では、お花と花瓶のおしゃれな組み合わせ方についてご紹介させていただきました。
上記で紹介した色・素材・大きさ・形の4つを意識しておけば、初心者さんでも簡単に素敵な組み合わせを見つけることができます。
いつも『なんとなくで花瓶にお花を飾っている』という方は、この機会に素敵な花瓶とお花の組み合わせについて考えてみるのはいかがでしょうか。
手持ちの花瓶に似合うお花がわからない時は、『お花の定期便』を利用してみるものおすすめですので、ぜひチェックしてみてください。