「大きい花瓶の生け方は?」
「背の高い花瓶ってどんな花が合うの?」
「口の広い花瓶でうまく生けられない……」
せっかくお花を飾るなら花瓶に合った生け方をしたいもの。
しかし、花瓶と花のコーディネートは奥が深く「お花屋さんではいいと思ったのに飾ってみるとなんだか変かも……」と悩んでしまうこともありますよね。
そこで今回は、花瓶の特徴ごとの生け方と、センスよく飾るコツを紹介します!
この記事を読めば、初心者の方でもお花に合った花瓶でおしゃれに花を飾れるようになりますよ。
- 花瓶の特徴ごとの生け方が気になる方
- お花と花瓶のコーディネートに悩む方
- 花瓶にセンスよく飾るコツを知りたい方
目次
【花瓶の特徴ごとの生け方】大きい花瓶
まずは大きい花瓶の生け方を解説します。
大きい花瓶はサイズを生かしてダイナミックに生けるのがポイントですよ。
- 花束やブーケをそのまま飾る
- 同じ種類の花材をまとめて生ける
- 大きな葉物・枝物を大胆に生ける
1. 花束やブーケをそのまま飾る
誕生日や結婚祝い、退職祝いなど、人生の節目に花束をもらうことも多いですよね。
大きい花瓶なら花束をバラさずに飾れるため、プロが作ったアレンジをそのまま楽しめます。
花束やブーケのラッピングを丁寧にはがしたら、花の配置を変えないように気を付けて茎の長さを調節します。
花を縛っている輪ゴムは数日程度なら外さなくてもOK。
ある程度楽しんだら輪ゴムを外し、傷んだ茎をカットしてくださいね。
2. 同じ種類の花材をまとめて生ける
大きな花瓶はアレンジを考えるのが大変と思うかもしれませんが、同じ種類の花材をまとめて飾るだけでとても豪華で素敵な仕上がりになります。
お花を飾るとなると複数の種類で組み合わせることが多いですが、花瓶が大きかったり、柄が入っていたりするとゴテゴテした印象になりがち。
お花の種類を一つに絞ると自然と全体に統一感が出ますし、バランスを取りやすくなるのでおすすめです。
3. 大きな葉物・枝物を大胆に生ける
花瓶の大きさを生かして大きな葉物や枝物を大胆に飾るのもおすすめです。
なんだかハードルが高そうに思えますが、葉物・枝物は生けるだけで味わい深くおしゃれな印象になるため、初心者の方にも向いています。
質素な印象にならないように、しっかりと大きさもあり形がユニークな植物を選ぶとよいでしょう。
黒柴さん
【花瓶の特徴ごとの生け方】背の高い花瓶
次は背の高い花瓶の生け方を解説します。背の高い花瓶では高さを生かしたスタイリッシュな仕上がりを意識してみましょう。
- 直線的な花を飾る
- あえて一輪挿しで飾る
1. 直線的な花を飾る
背の高い花瓶には葉の少ない直線的な花が映えます。
たとえばガーベラやチューリップ、カラーなどを背の高い花瓶に生けると、すっと伸びた茎が際立ってとても印象的な仕上がりに。
直線を意識したアレンジでは使う花材の種類を1~2種類ほどにするとすっきりとまとまります。
2. あえて一輪挿しで飾る
スタイリッシュなイメージの背の高い花瓶は、あえて一輪挿しにしてシンプルさを楽しむのもおすすめ。
普通に飾るのはもちろん、長めにカットして花がしだれるように飾るのも素敵ですね。
黒柴さん
【花瓶の特徴ごとの生け方】口の広い花瓶
最後に口の広い花瓶の生け方を解説します。口の広い花瓶は難易度が高く、初心者の方が苦労する形でもあります。
以下の2つを取り入れれば、口の広い花瓶でもうまく飾れるようになりますよ。
- 花が散らばらないようにボリュームを意識する
- テープや針金で花留めをする
1. 花が散らばらないようにボリュームを意識する
口の広い花瓶は花が四方に広がってしまうため、花瓶の口を埋めるようにボリュームいっぱいの花を生けましょう。
「そんなにたくさんの花の組み合わせは考えられない」という方は一種類の花材のみでもOK。
黒柴さん
2. テープや針金で花留めをする
口の広い花瓶に少数の花を飾る場合、花留めをすると花が散らばらずにまとまってくれます。
花留めの方法は何種類かありますが「テープを花瓶の口に十字に貼る」「針金を軽く丸めて花瓶に入れる」などは初心者の方でも取り入れやすいためおすすめです。
口の広い花瓶の生け方や花留めの方法はこちらの記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧くださいね。
花をセンスよく飾るコツ
ここまでは花瓶の特徴ごとの生け方を紹介しましたが、ここからはどの花瓶でも共通する飾り方のコツを紹介します!
花を飾ったもののしっくりこないときや、飾り方に悩んだときは以下の4つを守れているか確認してみてくださいね。
- 主役と脇役を決める
- 花瓶に対して適切な量の花を飾る
- 5:3の黄金比を意識する
- 花瓶と花のコーディネートを考える
1. 主役と脇役を決める
花を生けるときは主役と脇役を決めることが大切です。たとえば、バラを主役にしたときに脇役にチューリップを選ぶのはミスマッチですよね。
主役にはパッと目を惹く存在感のある花を、脇役には主役を邪魔しない控え目な花を選びましょう。
先ほどのバラの例だと、カスミソウやスターチスのように小さく可憐な花を脇役にするとバランスが取れたアレンジに仕上がります。
主役・脇役を決めたあとはグリーンを加えると全体がグッと鮮やかになりますよ。
2. 花瓶に対して適切な量の花を飾る
アレンジがしっくりこないときは、花瓶に花を生けすぎているか、飾る花が少ないことも考えられます。
特に花瓶に対して花の量が多すぎるときは窮屈な印象を与えてしまいます。
お花の量が多すぎるときは複数の花瓶に分けて飾るようにしましょう。
花が少ない場合は小さな花瓶に生けるか、小花や葉物を追加するとボリューム感を出すことができますよ。
3. 5:3の黄金比を意識する
花瓶に花を生けるときは5:3の黄金比を意識しましょう。
- 華奢な花の場合⇒花瓶の高さ:花の高さ=5:3
- ボリュームのある花の場合⇒花瓶の高さ:花の高さ=3:5
このときの花の高さは見えている部分の高さを指します。
花の茎をカットするときは5:3の黄金比を意識して長さを決めてみてくださいね。
4. 花瓶と花のコーディネートを考える
お花をセンスよく飾るには花瓶とのコーディネートが欠かせません。
花瓶はタイプの違うものを複数持っておくとアレンジの幅が広がりますよ。
花瓶の大きさだけでなく、形や柄、素材にこだわるともっとお花選びが楽しくなるはず。
花に合う花瓶を考えるのもいいですが、花瓶に合う花を探すのもまた一興ですよ。
黒柴さん
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お花の定期便についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。
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花瓶に合わせてバランスよく花を飾ろう
花瓶の特徴ごとの生け方や、おしゃれに花を飾るコツを紹介しました。
お花をセンスよく飾るには、大きな花瓶、背の高い花瓶、口の広い花瓶など、それぞれの形を理解して最適な花瓶を選ぶ必要があります。
花瓶に意識を向けるだけで、アレンジの完成度がグッと高まりますよ。
この記事でお花と花瓶のコーディネートに興味を持った方は、こちらの記事もぜひご覧くださいね。