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サンパラソルはマンデビラと何が違う?見分け方や育て方を解説

サンパラソルとマンテビラの違い

「サンパラソルとマンデビラって同じ花?」

「サンパラソルとマンデビラの違いが分からない」

サンパラソルとマンデビラは、どちらも夏になると鮮やかな色の花をたくさん咲かせる植物です。

花の形がとてもよく似ているので、どちらがサンパラソルなのかマンデビラなのか違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、サンパラソルとマンデビラの違いや、それぞれの花の種類について解説します。

サンパラソルとマンデビラの違いを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

この記事がオススメな方
  1. サンパラソルとマンデビラの違いを知りたい方
  2. サンパラソルとマンデビラの見分け方を知りたい方
  3. サンパラソルとマンデビラについて知りたい方

サンパラソルはマンデビラの品種の一つ

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結論から言うと、サンパラソルはマンデビラの数ある園芸品種の一つです。

マンデビラは以前「デプラニデア」と呼ばれていたこともあるため、こちらの名前なら聞いたことがあるという方もいるかもしれません。

マンデビラには約100種類もの品種があると言われており、サンパラソルもそのうちの一つになります。

マンデビラもサンパラソルもつる性の植物で、中米や南米などの亜熱帯気候の地域を原産地とし、初夏から秋にかけて鮮やかな色の花を咲かせるのが特徴です。

生長したときの大きさやつるの伸び方などに若干違いはありますが、特性はほぼ同じと言ってよいでしょう。

1. マンデビラもサンパラソルもキョウチクトウ科の花

マンデビラとサンパラソルは、どちらもキョウチクトウ科の花です。詳しい科名属名でいうと、マンデビラは「キョウチクトウ科チリソケイ属(マンデビラ属)」。マンデビラの品種の一つであるサンパラソルは「キョウチクトウ科マンデビラ属」です。

キョウチクトウの花は、非常に強い毒性があることで知られています。オレアンドリンという成分を含んでおり、致死量は青酸カリを上回ると言われるほど。キョウチクトウを燃やして出た煙を吸っただけで、中毒症状を起こすこともあるそうです。

マンデビラとサンパラソルはキョウチクトウ科の花なので、同じようにオレアンドリンを成分とする毒性があります。

とはいえ、花や葉をさわっただけで中毒を起こすというわけではありません。茎やつるを切ったときの切り口から出る白い乳液にさわると、かぶれを起こすなどの症状が現れることもあります。

お手入れの際に手袋をするなど、毒性の液体に触らないようにすれば、安全に楽しく栽培できる花です。

>>サンパラソルには毒性がある?危険性と安全な育て方を解説

2. サンパラソルはサントリーが品種改良した花

サンパラソルは、日本のサントリーがマンデビラを品種改良して生まれた花です。

サントリーは、お酒や食品を製造する際に培ってきた基礎研究の知識を応用し、さまざまな花を開発しています。サンパラソルも、そんな研究の成果によって開発された花の一つというわけです。

ビギナーでも簡単に育てられる、コンパクトにまとまるなど栽培しやすいように改良されたもので、日本だけでなく海外でも人気があります。

日本では「サンパラソル」という名が普及したため、マンデビラをサンパラソルとして販売していることもあるようです。

マンデビラの主な品種は4つ

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マンデビラには100種類ほどの品種がありますが、ここでは代表的な4つの品種をご紹介しましょう。

  • マンデビラ・サンデリ
  • マンデビラ・ボリビエンシス(サマードレス)
  • マンデビラ・アマビリス
  • サンパラソル

それぞれの品種の特徴について詳しく見ていきましょう。

1. マンデビラ・サンデリ

マンデビラ・サンデリは、数あるマンデビラの種類のなかでも比較的古くから流通しているマンデビラの原種です。

ブラジルのリオデジャネイロを原産地としており、開花期間が長くコンパクトにまとめられる、小型の鉢物としても楽しめます。

花の大きさは7cm前後で、15℃以上になる場所で育てると冬の間でも開花するなど寒さに強く、育てやすいのも魅力です。

2. マンデビラ・ボリビエンシス(サマードレス)

マンデビラ・ボリビエンシスは、白花の原種でサマードレスという流通名でも知られています。分布している地域は、中央アメリカのコスタリカ南部からブラジル、ボリビアです。

花の大きさは4〜7cmで、白い花の中心が黄色く色づいています。つるは2mほどまで伸びますが、剪定次第ではコンパクトにまとめて楽しめます。

3. マンデビラ・アマビリス(ローズジャイアント)

マンデビラ・アマビリスは、交雑によって生まれた品種で、日本ではローズジャイアントとしても知られています。

つるは5~6mほどまでよく伸びて、ピンク色をした10~12cmの大輪の花が長期間咲くのが特徴です。

4. サンパラソル 

サントリーが開発したマンデビラの品種です。従来のマンデビラよりコンパクトにまとまり、早くから花を咲かせるのが特徴です。

花の大きさは7~8cmのものが多く、赤やピンク、黄色などさまざまな色のラインナップがそろっています。3タイプの品種があり、つるの長さが2~3mになるものもあります。

黒柴さん

日本生まれのサンパラソル!

サンパラソルの主な品種は3つ

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サンパラソルはサントリーが開発した花で、3つの品種があります。

  • サンパラソル
  • サンパラソルビューティー
  • サンパラソルジャイアント

それぞれのタイプの特徴を見ていきましょう。

1. サンパラソル

サンパラソルはつるが短いうちから花が咲き、シリーズのなかでも一番コンパクトにまとまるタイプです。

つるの長さは1.5mほどで、花のサイズは7~8cm。開花の時期は春から秋までと長期間です。

星型の紅いクリムゾン、爽やかな白色のクリアホワイト、黄色っぽいニュアンスカラーのアプリコットなど、花のタイプによって6種類のラインナップがそろっています。

2. サンパラソルビューティー

サンパラソルビューティーは、細いつるが先に伸びてから花が咲きます。花の大きさは7~8cmとサンパラソルとほぼ同じで、丸みを帯びているのが特徴です。

花のラインナップはパステルピンクやルビーピンクなど4種類あり、なかでもレッドは鮮やかな真紅で目を引きます。つるは2m前後までよく伸びるので、トレリスやアーチで立体的に仕立てるのに最適です。

3. サンパラソルジャイアント

シリーズの中で一番大きく育つサンパラソルジャイアントは、つるも太く花も葉も大きいのが特徴です。

3m前後までつるが伸びるためグリーンカーテンや垣根などにも適しています。

開花時期は7~10月と他の2種と比べてやや短めですが、10~11cmの大輪の花が咲き、豪華で華やかな印象です。

黒柴さん

名前の通り大きいんだね!

サンパラソルとマンデビラの見分け方

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サンパラソルもマンデビラも同じマンデビラ属の花ので、パッと見て見分けるのは難しいでしょう。

一般的にマンデビラの方がつるがよく伸びるので、3mほど高さのものはマンデビラの可能性があります。

しかし、サンパラソルジャイアントもつるの長さは3mほどになるため、マンデビラと見分けがつきにくいかもしれません。

サントリーフラワーの公式サイトには、それぞれのタイプごとに花のラインナップが紹介されているので、花の形や色なども含めて見分けてみるのもよいでしょう。

参考 サンパラソルSUNTORY FLOWERS

サンパラソルとマンデビラの育て方の違い

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サンパラソルとマンデビラの育て方は、基本的に同じです。

どちらも過湿を嫌うので、水やりは土が乾燥してから与えます。地植えの場合は降雨のみで育つので、水やりの心配はいりません。開花を助けるために、液肥などで追肥します。

日なたに置いて、半日は日に当ててあげましょう。冬越しさせるときは、寒くなる前に室内に取り込み、日当たりのよい場所で越冬させます。

黒柴さん

同じ種類だから、育て方もほとんど変わらないんだね!

>>サンパラソルの花が咲かないのはなぜ?対処法と花を咲かせるポイントを解説

サンパラソルもマンデビラも夏を彩るトロピカルな花

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サンパラソルとマンデビラは、どちらもマンデビラ属の仲間です。サンパラソルはサントリーが開発した花で、日本ではマンデビラもサンパラソルとして売られていることがあります。

基本的に育て方も同じで、どちらもトロピカルな花を咲かせるので、夏のガーデニングを楽しむのにぴったりです。

コンパクトにまとめて楽しむか、大きく立体的に育てて庭を飾るか、好みに合わせて品種や花のタイプを選んでみるとよいでしょう。

>>サンパラソルは冬越ししない?上手に冬越しさせるコツを解説

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