母の日に渡したい、彼女にプレゼントしたい。そんなときどんな色のカーネーションを選んでいますか?
カーネーションには赤やピンクといった王道カラーだけでなく、とてもたくさんの色があります。
色ごとに花言葉や込められている意味も違うので、相手のイメージや、プレゼントするシチュエーションに合った色を選びたいですね。
そこで今回は、カーネーションの色の種類や人気がある色、それぞれの色がもつ花言葉や意味などをご紹介します。
- カーネーションの色の種類を知りたい方
- カーネーションで人気のカラーを知りたい方
- カーネーションについて調べている方
目次
カーネーションはどんな花?
カーネーションはもともと野生に咲いていた花ではありません。古代ギリシャ時代の頃にはすでに人工的に栽培され、16世紀頃にはイギリスで改良が始まりました。
今ではさまざまな色があるカーネーションも、改良され始めたころには白や赤がメインでした。のちにフランスやアメリカに渡り、現在もヨーロッパなどでさまざまな色や品種の改良は続いています。
黒柴さん
日本でのカーネーションの歴史は、江戸時代の初期に当時貿易していたオランダから持ち込まれたことが始まりだと考えられています。明治時代が終わる頃には東京で栽培され始め、大正になってから全国に広まりました。
そんな歴史をもつカーネーションには、花径4~5cmほどの大輪タイプと「ミニカーネーション」と呼ばれる小輪タイプの2種類があります。
どちらのタイプもフリルのような花びらが特徴で、可憐な印象とともにゴージャス感もたっぷり。花や蕾がたくさんつくタイプならボリュームもあって、花束にしたときの華やかさは格別です。
数多くある色の1つ1つには異なる意味があるので、相手に伝えたい気持ちを花言葉で表すこともできます。
カーネーションには、一般的に切り花と鉢植えがありますが、それぞれ飾れる期間は異なっており、切り花は1~2週間程度、鉢植えであれば数年楽しむことができると言われています。
カーネーションの寿命はどのくらい?切り花と鉢植えでそれぞれ長持ちさせる方法も紹介カーネーションの色の種類と花言葉
カーネーションの色には、それぞれ違う花言葉や異なる意味が込められています。カーネーションの花を選ぶときは、花の色だけでなく意味や言葉で選ぶのもよいかもしれませんね。
ここでは、数多いカーネーションの色のなかから、以下の9色の花言葉をご紹介します。
- 赤色のカーネーション
- ピンク色のカーネーション
- オレンジ色のカーネーション
- 青色のカーネーション
- 濃い赤色のカーネーション
- 白色のカーネーション
- 紫色のカーネーション
- 黄色のカーネーション
- 虹色のカーネーション
それではそれぞれの色について詳しく説明していきます。
1. 赤色のカーネーション
カーネーションの色の王道とも言える赤には、「母への愛」「熱烈な愛」「愛を信じる」などの意味があります。
母の日のカーネーションの定番の色でもあり、日ごろなかなか言えない母への感謝の気持ちや愛情を伝えたいときにぴったりです。
2. ピンク色のカーネーション
可憐で可愛らしい雰囲気のピンク色のカーネーションの花言葉は、「感謝」「温かい心」「気品・上品」「美しいしぐさ」など。赤のように見た目のインパクトはありませんが、フェミニンな印象で人気があります。
「気品」や「上品と」いう花言葉があるのを知ったら、プレゼントされた女性も喜びそうですね。
3. オレンジ色のカーネーション
元気が出るビタミンカラーのオレンジ色のカーネーションには、「純粋な愛」「あなたを愛します」「清らかな慕情」などの意味が込められています。
母の日のプレゼントにもよいですが、好きな女性に愛の告白をするときや、恋人への花束におすすめです。
4. 青色のカーネーション
クールな印象を与える青色のカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」。これからもずっと幸せに、という意味を込めて結婚式のお祝いの花束に使われることも多いです。
5. 濃い赤色のカーネーション
濃い赤色のカーネーションには、「欲望」「心の哀しみ」というちょっとネガティブな花言葉があります。
同じ赤系のカーネーションでも、色の濃淡によってまったく異なる意味になるのが面白いですね。
6. 白色のカーネーション
清楚で清潔な印象を与える白色のカーネーションの花言葉は、「純潔の愛」「尊敬」「あなたへの愛は生きている」などです。
相手を敬う純粋な花言葉がある反面、「亡き母を偲ぶ」という意味もあります。亡くなった母に贈ることもあるのが理由とも言われています。
7. 紫色のカーネーション
品の良さを感じる紫色のカーネーションには、ずばり「気品」や「誇り」という花言葉があります。
しかし、一方で「気まぐれ」「移り気」という意味もあるので、プレゼントする相手との関係性によっては気をつけた方がいいかもしれません。
8.黄色のカーネーション
春に咲く花のように明るい印象の黄色のカーネーション。「美」「友情」と「軽蔑」「嫉妬」というポジティブとネガティブな2つの花言葉があります。
友情の証に贈ったはずがネガティブな意味に受け取られないよう、メッセージをつけてプレゼントするのがよいかもしれませんね。
9. 虹色のカーネーション
別名「レインボーカーネーション」とも呼ばれる虹色のカーネーションの花言葉は「感謝」。華やかさがある個性的な色なので、ほかの人とはひと味違った花束を贈りたいときにおすすめです。
>>カーネーションを渡す際に花束を選ぶ5つの理由!アレンジメントとの違いも解説
カーネーションの人気色と品種は?
たくさんあるカーネーションの色のなかでも、とくに人気があるのは以下の3つです。
- 定番の赤色
- 可憐なピンク色
- 品のある青色
同じ系統の色のなかにもさまざまな品種のカーネーションがあります。各色の特徴と代表的な品種を紹介します。
1. 定番の赤色
赤色は母の日のカーネーションの代表的な色と言えるほどの定番カラーです。鮮やかな赤色の花はたとえ1輪の花束でも、その場をパッと明るくさせるほどの華やかさがあります。
2. 可憐なピンク色
赤い色より柔らかく可憐なイメージのピンク色のカーネーションには、ベビーピンクやフューシャピンクなどトーンやニュアンスの異なるさまざまな色味があります。
どれも可愛らしい印象で、フリルのような花びらの美しさを一層引き立たせる色です。
ピンク色のカーネーションの代表的な品種・・・「オペラ」「フランボワーズ」「サラ」など。
3. 品のある青色
青い色のカーネーションは、「花嫁が結婚式で青いものを身につけるといつまでも幸せになれる」というジンクスの「サムシングブルー」の花に選ばれることも多いです。
プレゼントに避けたほうがよいカーネーションの色はある?
さまざまなカーネーションの色のなかには、ネガティブな意味の花言葉をもっているためプレゼントにはふさわしくないとされているものもあります。たとえば同じ赤でも、濃い赤は避けたほうが無難だと言われている色です。
しかし、プレゼントしないほうがよいと言われている色が相手の好きな色だという場合もありますよね。
色の意味だけにこだわるのではなく、相手を思う気持ちが大切だということを忘れないようにしましょう。
カーネーションの花の種類
カーネーションには色のほかに、花や花のつき方の違いによっても種類が分かれます。
1. 花の種類
カーネーションは、花びらの形によって「剣弁咲き」「丸弁咲き」「極剣弁咲き」「ひと重咲き」の4つに分かれます。
お店などでよく見る一般的なカーネーションは、花びらの縁にギザギザした切り込みがある「剣弁咲き」です。
2. 花のつき方の種類
カーネーションには1本の茎に1つだけの花が咲く「スタンダードカーネーション」と、いくつにも枝分かれした茎に花を複数つける「スプレーカーネーション」があります。
「スプレーカーネーション」の花は小さめですが、多数の花が咲くと華やかです。
黒柴さん
カーネーションの色の種類はバラエティ豊か!
カーネーションの色は種類がとても豊富で、それぞれの色ごとにさまざまな花言葉や意味があります。
いつもは赤い色を選んでいる方も、次の母の日には違う色のカーネーションを贈ってみてはいかがでしょうか。