「お花には癒し効果があるってよく聞くけど、それって本当なの?」
「フラワーセラピーという言葉は聞くけど、具体的にはどんなこと?」
「お花がある暮らし」には憧れるけど、うちにはそんな余裕がない。
そんな疑問や悩みを抱えていませんか。
お花のある暮らしは、心に余裕を与えて癒しをもたらすと言われていますが、本当に癒し効果があるのでしょうか?
結論から申し上げると、お花に癒し効果があることが科学的に証明されています。
今回は、お花にはなぜ癒し効果があり、具体的にはどのような効果が得られるのかを解説します。
あわせて、ご自宅で簡単に取り入れられるフラワーセラピーの方法や、お花のある暮らしをより楽しむ方法についてもご紹介しております。
お花を飾りたい気持ちはあるものの、なかなか踏み切れない悩みを抱えている方は、 ぜひご覧ください。
- お花に癒し効果がある理由を知りたい方
- フラワーセラピーについて知りたい方
- お花を飾ることに興味がある方
目次
お花には癒し効果があるって本当?
お花には癒し効果があると言われています。
お花屋さんを通りかかったり、綺麗に咲いているお花を見て「綺麗だな」と心が和らいだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
私たちがお花を見たとき、「幸せホルモン」と呼ばれる「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」が分泌されます。
このように、私たちはお花を見ることで自然と幸福感や癒しを得ているのです。
お花に癒し効果があるのはなぜ?具体的な3つの理由
では、お花は具体的にどのような癒し効果を与えるのでしょうか。
お花がもたらす癒し効果1:ストレスの軽減
お花を活けたり鑑賞することは、ストレスの軽減につながり、精神面に良い効果を与えるとされています。
フラワーアレンジメント活動へ参加した方々への実験で、活動後の唾液中のコルチゾール(ストレスホルモン)値を計測したところ、活動前よりも約28%下がったことが確認されています。
このコルチゾール値の低下は「緊張が和らいだ」「気分がくつろいだ」ことを表します。
その他、同実験の参加者へのフラワーアレンジメント活動後のアンケート調査によると、「喜ばしい」「自信が持てる」など、気持ち的にプラスの効果を感じられたことも確認されています。
参考 地域在住の中高年成人に対する フラワーアレンジメントの介入効果佛教大学保健医療技術学部論集別の実験では、不快な画像を見せてストレスを与えた実験者にお花の画像を見せることで、ネガティブな情動が減少し、コルチゾール値が21%低下したことも確認されています。
参考 (研究成果) 花の観賞は心身のストレスを緩和する農研機構このように、お花を活けたり鑑賞することは、緊張を和らげ、ストレスを軽減する効果があることが証明されています。
お花がもたらす癒し効果2:リラックスできる
お花にはストレスを軽減するだけでなく、リラックス効果もあると言われています。
実験者に花瓶に活けたピンク色のバラを一定時間見せ、その前後で交感神経・副交感神経の変化を確認した実験によると、バラを見た後は副交感神経活動が29%促進され、交感神経活動が25%抑制されたことが分かっています。
交感神経はストレス時に高まり、副交感神経はリラックス時に高まるため、この実験では、バラの花を見ることがリラックス効果に繋がることが判明しています。
参考 花きの視覚刺激がもたらす 生理的リラックス効果千葉大学環境健康フィールド科学センター黒柴さん
お花がもたらす癒し効果3:お花の色により様々な効果が期待できる
お花のもたらす効果は、お花の色によっても異なります。
例えば黄色い花は、集中力をアップさせるという効果があります。コロナ禍で家で仕事をする方も増えている中、黄色い花を飾ることで家でも集中力アップが期待できるのは嬉しいですね。
色彩心理学と花独自の香りや触感との相乗により、様々な効果が期待されるといわれています。
フラワーセラピーによって得られる効果
「フラワーセラピー」とは、お花を用いた心理療法のことをいいます。
お花をみたりお花に触れたりすることで、心を穏やかにし、癒し効果を得ることを目的とした比較的新しい療法です。
お花の色によるカラーセラピー効果、お花の香りによるアロマテラピー効果など、五感から得られる効果が癒しをもたらすといわれています。また、お花を用いたハーブティーなどには、心を落ち着かせる効果があります。
手軽にできる!フラワーセラピーを取り入れる3つの方法
フラワーセラピーは、講座を受けたり資格をとって学ぶこともできますが、ご自分で実践することも可能です。
ここでは、すぐに取り入れられるフラワーセラピーの一部をご紹介します。
1. 部屋にお花を飾ってみる
最も手軽に、簡単に取り入れられるのが、部屋にお花を飾るという方法です。
毎日生活する部屋にお花を飾ることで、ストレスや溜まった疲れを癒し、毎日に活気を与えてくれることでしょう。
また、より生命力を感じるために、ドライフラワーや造花ではなく生花を飾ることをおすすめします。
お花を部屋に飾ると得られる5つの効果!花のある暮らしがもたらすメリットとは?2. お花に触れてみる
お花を飾るだけでなく、育ててみることもおすすめです。
お花や観葉植物、ハーブなどの生きている植物に直接触れることでリラックス効果があります。生命力を実際に肌から感じとりながら、日頃の疲れを癒しましょう。
黒柴さん
3. お花の香りを楽しむ
お花から抽出される精油でアロマテラピーを楽しむことでも、癒し効果が得られます。
また、精油が得られにくいスズランやフリージアなどのお花も、生花そのものの香りで十分に癒し効果があります。
例えばスズランのお花は、甘いのにどこか爽やかさもあるフローラルノートで、疲労感を和らげる効果があるそうです。
お花のある暮らしをより楽しむ方法
フラワーセラピーとしてお花そのものを楽しむだけに留まらず、お花のある暮らしを楽しむ方法はまだまだあります。
ここではフラワーセラピー以外のお花の楽しみ方をご紹介します。
1. 花言葉を知る
自分の好きなお花や気になるお花、飾ろうと思い手に取ったお花などの花言葉を知ることで、お花のある暮らしがいっそう楽しくなります。
例えば、母の日に送るカーネーションには「無垢で深い愛」といった花言葉があります。また、お花の色によっても花言葉が異なるなど、知れば知るほどに知識も深まります。
2. お花の定期便
今は「お花のサブスク」というものもあります。「買いに行くのが少し面倒だな」「近くに花屋がないな」などの理由でお花を飾ることを諦めている方も多いのではないでしょうか。
そのような方は、お花の定期便を利用することで、手軽に簡単に季節のお花を部屋に飾ることができます。
定期的にお花がポストに届き、止めたい時には止められるので、手軽にお花を飾りたい人には特におすすめです。
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3. お花をプレゼントする
母の日のカーネーションや、お祝い事でお花をプレゼントする機会もあるかと思います。
「最近少し疲れているように見えるな」「お花で癒されてほしいな」というあの人に、お花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。贈るお花を選ぶ際には、花言葉を意識してみるのもいいですね。
お花には癒し効果がある!部屋に飾って癒されよう
お花には癒し効果があること、ご自宅て簡単に取り入れられるフラワーセラピー、お花のある暮らしをより楽しむ方法についてご紹介しました。
皆さんも、部屋にお花を飾ってフラワーセラピー効果を実際に体験してみてくださいね。
買いに行く時間がない!という方には、お花の定期便もおすすめですよ。