口の広い花瓶って生けにくい……
花が広がってバランスが取れない……
口の広い花瓶は花が四方に広がることから、苦手意識を持つ方も多くいらっしゃいます。
花が散らばると真ん中に不自然な空間ができてしまい、なんだか微妙な仕上がりに……
そこで、この記事では口の広い花瓶で使える5つの花留め方法を解説します。
口の広い花瓶の持つ魅力やオススメの花瓶も紹介しているので、買い替えを検討している方も参考にしてみてくださいね。
- 口の広い花瓶の生け方を知りたい方
- 簡単にできる花留めの方法を知りたい方
- 口の広い花瓶の買い替えを検討している方
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目次
口の広い花瓶の魅力
口の広い花瓶は他にはない魅力をたくさん持っています。うまく飾れないからと押し入れにしまい込むのはもったいない!
まずは口の広い花瓶が持つ5つの魅力を紹介していきます。
- 表現の幅が広い
- 花瓶を洗いやすい
- 花束・ブーケをそのまま飾れる
- 蒸れないため花が長持ちする
- 重さがあり安定する
1. 表現の幅が広い
花瓶の口が広いことは使える空間が広いことを意味します。つまり、口の広い花瓶は自由度が高く、表現の幅が広いのです。
たとえば、口の広い花瓶ならあえて隙間を残して余白を楽しむようなアレンジも可能ですよね。
立体的で自由なアレンジを楽しめるのは口の広い花瓶が持つ大きな魅力です。
2. 花瓶を洗いやすい
花を生ける際に気になるのが花瓶に付着した汚れやぬめり。
口の広い花瓶なら手で直接汚れをふき取れるため、衛生的にも安心です。
反対に口が狭い花瓶はペットボトル用のスポンジなどの道具を使って内部を洗浄する必要があります。
3. 花束・ブーケをそのまま飾れる
せっかくもらった花束、できることならそのままの形でとっておきたいですよね。
口の狭い花瓶だとアレンジが潰れてしまうこともありますが、口の広い花瓶を持っておけば一番きれいな状態で花を飾れます。
黒柴さん
4. 蒸れないため花が長持ちする
花の茎同士が密集していると、どうしても蒸れて茎が傷んでしまいます。
口の広い花瓶にゆとりをもって飾ることで茎が蒸れることを防ぎ、長くお花を楽しめるのです。
特に夏場は傷むのも早いため、夏の間は口が広く大きめの花瓶を使うようにすると花が長持ちしてくれますよ。
5. 重さがあり安定する
花瓶に重さがないと、重量感のある花や枝物は倒れてしまいます。
口の広い花瓶は重く安定感があるものが多いため、大きめの花や枝でも安心して生けられます。
大きくて重みのある花束をもらったときでもそのまま飾れるのはうれしいですね。
口の広い花瓶の生け方|5つの花留め方法
口の広い花瓶で花が広がらないようにするには「花留め」で花を固定する必要があります。
ここでは初心者の方が取り入れやすいおすすめの花留め方法を5種類お伝えします!
どれも自宅で簡単にできる方法ばかりなので、ぜひお試しくださいね。
- 針金
- テープ
- 輪ゴム・リボン
- 切り落とした茎・枝
- ビー玉
1. 針金
針金を軽く丸めて花瓶に入れると茎が根本で固定されます。
針金なら自由自在に形を変えられるため、花瓶の大きさや形に柔軟に対応できる点がポイントです。
陶器や木製の花瓶では一般的なシルバーの針金を使用しても問題ありませんが、中身が見えるガラス製の花瓶にはカラーワイヤーを使用すると見た目の違和感を軽減できますよ。
黒柴さん
2. テープ
花瓶の口に十字にテープを貼ることで花を中心に生けることができます。
透明なセロハンテープなら近くで見ない限りは目立ちませんし、とても簡単にできるため万人におすすめの方法です。
口が広すぎて十字では収まらないときは「*」の形にテープを増やすとよいでしょう。
3. 輪ゴム・リボン
輪ゴムやリボンで花をくくってしまうのも一つの方法です。
たしかに輪ゴムをしたまま水に浸けると茎が傷みやすくはなりますが、数日程度なら大きな問題はありません。
特に花束をもらったときは最初は輪ゴムを付けたまま生けるとアレンジを楽しめますよ。
傷みが気になる人は、水に浸からない部分をリボンや麻紐で結べばOK。あえてリボンが花瓶から見えるようにするのもおしゃれです。
4. 切り落とした茎・枝
生け花の世界では針金やテープなどの道具は使わず、生ける前に切り落とした茎や枝で花留めを行うのが主流です。
方法は至ってシンプルで、茎や枝を花瓶の径に合わせてカットして十字に固定するだけ。道具を用意する必要がないため、花ばさみさえあればすぐに実践できます。
しかし、うまく固定できないと十字に組んだ茎が落ちてしまうため、初心者の方にはやや難易度が高い方法といえるでしょう。
5. ビー玉
花瓶の底にビー玉を敷き詰めることで花を固定できます。
特にガラス製の花瓶と相性がよく、涼やかな印象になることから夏らしいアレンジに最適です。
ビー玉のほか、シーグラスを花留めにするのも爽やかで素敵ですね。
黒柴さん
口の広い花瓶でどうしても花がまとまらないときは?
「花留めをしても、どうしてもうまく生けられない!」そんなときは以下の3つを試してみてください。
- 複数の花瓶に分けて飾る
- 小花を追加する
- グラスや空き瓶で代用する
1. 複数の花瓶に分けて飾る
口の広い花瓶にどうしてもうまく生けられないときは、小さな花瓶に分けてしまうのも一つの方法です。
もしかしたら選んだ花材と花瓶の相性が悪い可能性もあります。
何を試してもうまく生けられないときは花瓶を変える選択肢も検討してみてください。
2. 小花を追加する
花が散らばってしまうときは、花の量が足りていない可能性があります。
カスミソウやレースフラワーなどの小花やグリーンを追加して、ボリュームアップさせてみましょう。
飾る花が増えればそれぞれがクッション材になって位置が固定しやすくなりますよ。
3. グラスや空き瓶で代用する
少量の花を飾る際に口の広い花瓶しか持っていないときは、グラスや空き瓶などで代用するとよいでしょう。
花はなにも花瓶にしか飾れないわけではありません。
口の広い花瓶にうまく生けられないのなら、自宅にあるもので代用するのも一つの手ですよ。
家に飾るのにオススメな口の広い花瓶
ここからは実際に販売されている商品のなかから、おすすめの口の広い花瓶を紹介します。
口の広い花瓶を持っていない方、新たに買い替えを考えている方はぜひチェックしてみてください。
1. Kahler(ケーラー)
デンマークの陶器メーカーであるケーラーの花瓶は、個性的でありながら花のよさを引き立ててくれます。
特にインテリアにこだわりがある方や、北欧テイストが好きな方におすすめです。
2. Nachtmann (ナハトマン)
ナハトマンはドイツのクリスタルガラスブランド。
ガラスの花瓶はシンプルなものが多いですが、クリスタルガラスは透明感もありながら独特の存在感がありますね。
3. 信楽焼
陶器の花瓶はこだわりの焼き物で揃えてみてはいかがでしょうか?
こちらの信楽焼の花瓶は焼き物ならではの凹凸や色合いが味わい深いですね。独特の存在感で自宅のおしゃれ度を格上げしてくれます。
口の広い花瓶でセンスよく花を飾ろう
口の広い花瓶の生け方について解説しました。
口の広い花瓶は難易度は高いものの、花留めをすれば簡単に花を固定できます。
ほかの花瓶にはない魅力もたくさん持っているため、ぜひ花留めを習得してセンスよく花を飾ってくださいね。
「口の広い花瓶を持っているものの、飾るお花がない……」という方はぜひ お花の定期便 をご検討ください。
お花の定期便についてはこちらの記事で詳しく解説しています!